U-24スペイン代表は、7月に開幕する東京五輪の出場権を獲得している。自国開催となった1992年のバルセロナ五輪で優勝しているスペインは、U-24日本代表にとっても警戒しなければいけない相手だ。既にA代表でプレーする選手も多く、ラ・リーガで活躍する選手たちでメンバー枠は埋まるだろう。そこで、今回は東京五輪への出場資格を持つU-24世代の5人を紹介する。(2021年4月掲載の記事を再編集したものです)
バルセロナの新たな司令塔
【写真:Getty Images】
MF:ペドリ(バルセロナ)
生年月日:2002年11月25日(18歳)
今季リーグ戦成績:37試合3得点3アシスト
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バルセロナがペドリの獲得に合意したのは2019年9月。テネリフェ島出身のペドリはまだ16歳で、ラス・パルマスのトップチームに定着したばかりだった。そのシーズンはラス・パルマスの主力として活躍し、20年夏にバルセロナに合流している。
まだ17歳で将来を嘱望される存在だったが、その将来は思いのほか早く訪れた。今季の開幕当初は途中出場が多かったが、徐々にプレータイムを伸ばしていき、18歳の誕生日を迎える11月にはレギュラーに定着していた。
ピッチのあらゆる場所でペドリの活躍が光る。ストリートフットボールで鍛えたテクニックと状況判断を武器に、適切な位置でボールを受けて運んでいく。バルセロナではリオネル・メッシとの息もぴったりで、チームに欠かせない存在となっている。
3月はスペイン代表に初召集され、25日のギリシャ戦でデビュー、ジョージア戦では初先発を飾った。6月に開幕するEURO(欧州選手権)のメンバーにも選出されているが、昨年行われたEURO U-21選手権予選にも出場。五輪世代とのプレー経験もあり、状況次第では東京五輪でプレーする機会が見られるかもしれない。