【写真:Getty Images】
【スイス代表 3-1 トルコ代表 ユーロ2020グループA第3節】
【今シーズンの欧州サッカーはDAZNで!
いつでもどこでも簡単視聴。1ヶ月無料お試し実施中】
UEFAユーロ2020(欧州選手権)・グループリーグA組第3節、スイス代表対トルコ代表が現地時間20日にバクー・オリンピックスタジアム(アゼルバイジャン)で開催された。
ウェールズ代表に1-1と引き分け、イタリア代表に0-3と完敗したスイス代表は、この試合で負けるとその時点で敗退が確定。引き分けでも総勝ち点は2で、3位の成績上位に食い込める可能性は低くなる。つまり、決勝トーナメント行きに望みをつなぐには勝利のみが条件という、緊張感漂うゲームになった。
そのスイス代表は6分という早い時間に先制すると、前半のうちにもう1点を追加。後半にイルファン・ジャン・カフベチの見事なゴールで1点を返されたが、その後再び突き放すことに成功している。試合はそのまま3-1で終了し、スイス代表はグループ3位フィニッシュ。ベスト16入りの希望を残した。
この試合で最も活躍した選手に贈られる「スター・オブ・ザ・マッチ」にはジェルダン・シャキリが選出されている。背番号23は計7本のシュートを放ち2ゴール。ドリブル成功数2回にキーパス2本も記録するなど、攻撃の要としての仕事を高いレベルで果たした。
チームにとっての2点目はまさに圧巻だった。ペナルティーアーク付近でスティーブン・ツバーからのパスを引き取ったシャキリは、利き足ではない右足でコントロールシュート。ボールはGKウギュルジャン・チャクルの手に触れることなく、ゴール右上に突き刺さっている。今大会のベストゴール候補の一つと言えるかもしれない。
試合後、UEFAテクニカル・オブザーバーのウィリバルド・ルッテンシュタイナーは「2つの素晴らしいゴール、ディフェンスを切り裂く見事なパスとクロス、高いサッカーインテリジェンスを発揮し、チームのために懸命に働いていた」とシャキリを絶賛している。
なお、データサイト『Opta』によると、シャキリはこの日の2ゴールにより、主要国際大会(ワールドカップ+ユーロ)での通算得点が7に到達。これはスイス人選手としては最多の数字となったようだ。