ベガルタ仙台
【鹿島アントラーズ 1-1 ベガルタ仙台 J1第18節】
明治安田生命J1リーグ第18節の鹿島アントラーズ対ベガルタ仙台戦が20日に行われ、1-1の引き分けに終わった。
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鹿島はエヴェラウドがリーグ戦では10試合ぶりとなる先発。16日の天皇杯で交代出場からハットトリックを達成した上田綺世も先発し、東京五輪メンバー入りに向けた最後のアピールを試みる。
前半はその鹿島が優勢に試合を進め、常本佳吾の強烈なシュートや上田の抜け出しなどでゴールに迫る。仙台もCKなどからチャンスはあったがGK沖悠哉の好守に阻まれ先制ならず。
前半アディショナルタイムにも鹿島にビッグチャンス。エヴェラウドの折り返しから上田がヘディングで狙ったが惜しくもクロスバーを叩き、両チーム無得点で折り返した。
後半も鹿島が押し気味に進めていたが、仙台はリーグ戦初出場となったGKストイシッチの好セーブなどで苦しい時間を乗り切ると、62分にはワンチャンスを逃さず先制に成功。仙台最終ラインからのロングボールに対して犬飼智也が対応を誤り、ボールを奪った西村拓真がGK沖をかわして無人のゴールへ流し込んだ。
終盤は鹿島が猛攻を繰り出しながらも仙台が耐え続け、表示されたアディショナルタイムの5分も経過。だが倒れていた選手がいたこともあってさらに追加された97分に劇的な展開が待っていた。
立て続けのCKを獲得した鹿島は右サイドからファン・アラーノが左足でクロスを放り込むと、誰も触れなかったボールがそのままストイシッチの伸ばした手の先からゴールネットへ。事実上のラストプレーで鹿島が追いついて1-1のドローに持ち込んだ。仙台は勝ち点1を加えるにとどまったが、暫定で降格圏脱出を果たしている。
【得点者】
62分 0-1 西村拓真(仙台)
90+7分 1-1 ファン・アラーノ(鹿島)
【了】