【写真:Getty Images】
【ベルギー代表 2-1 デンマーク代表 ユーロ2020グループB第2節】
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繊細なパスと強烈なミドルシュートで、背番号7は世界最高を改めて証明した――。
ユーロ2020(欧州選手権)はここまでグループリーグの24試合を消化。すでに、決勝トーナメント行きを確定させたチームも多く現れている。
今大会における優勝候補の一角であるベルギー代表もその中の一つだ。ロベルト・マルティネス監督率いるチームは初戦のロシア代表戦を3-0で快勝すると、続くデンマーク代表戦で2-1と勝利を収めている。
ただ、決して楽に2試合を終えたわけではない。とくに、デンマーク代表戦は相当苦労した。
2分という早い時間にユスフ・ポウルセンに先制を奪われると、その後デンマーク代表にうまくプレーされ、ゴールネットを揺らせない。結果、ベルギー代表は前半を0-1ビハインドで終えることになった。
しかし、ある男が一気に流れを変えた。ケビン・デ・ブライネだ。
チャンピオンズリーグ(CL)決勝で負傷し初戦をお休みした同選手は、後半頭から出場。すると54分、チームのカウンターが発動しロメル・ルカクからボールが渡ると、フェイントで相手をかわしトルガン・アザールへラストパス。結果的に、これがアシストになった。
そして70分には圧巻のプレーが誕生。デンマーク代表のゴール前で細かくパスを繋ぐと、最後は後方から飛び出してきたデ・ブライネがその勢いのままシュート。左足から放たれた低弾道のシュートは「ズバッ」という音が聞こえてきそうなほど、豪快にゴールネットを揺らした。
データサイト『Who Scored』で、デ・ブライネはMOMに選出されている。後半頭からの出場ながら1得点1アシストを記録。キーパス2本にドリブル成功数両チームトップの5回という成績も残していた。
各ポジションに豪華な人材を揃えるベルギー代表は今が黄金期と言われており、今大会の優勝への期待感は大きい。それに“応える”ために、やはりデ・ブライネの活躍は不可欠と言えそうだ。