9位:アタランタの躍進に貢献!セビージャの中心になれるか?
【写真:Getty Images】
MF:アレハンドロ・ゴメス(セビージャ)
生年月日:1988年2月15日
市場価格:4000万ユーロ(約48億円)
20/21リーグ戦成績:10試合4得点2アシスト(アタランタ)
20/21リーグ戦成績:18試合3得点1アシスト(セビージャ)
アレハンドロ・ゴメスはアルゼンチンのアルセナルFC下部組織出身。2005年に正式にトップチーム昇格となった。その後、しっかりと試合に出場し順調にプロとしてのキャリアを積み重ねる。そして2010年にサン・ロレンソからカターニアへ移籍し、初めてのアルゼンチン国外でのプレーとなった。
カターニアでの1年目はセリエAで36試合に出場4得点5アシストを記録。その後もゴメスは出場機会を重ね、2013年にウクライナのメタリスト・ハルキウに移籍となった。ウクライナ1年目でも主力に定着したゴメスはリーグ戦23試合3得点6アシストを記録すると、アタランタへ移籍。アタランタ1年目の序盤は怪我の影響などでベンチ外の時期もあったが、後半戦は主力としてプレーした。
2019/20シーズンのゴメスは大躍進を遂げる。主将としてシーズンを通して活躍。公式戦46試合8得点18アシストを記録し、リーグ戦3位で来季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得と、クラブ史上初のCLベスト8入りに貢献した。キャプテンマークを巻きチームを牽引していたいが、ジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督との不仲などが報じられ、ゴメスは今年1月にセビージャへ移籍となった。
ゴメスは抜群のスピードとテクニックを持ち、ドリブルやパスでチャンスを演出する。スピードに乗ったドリブルを止められるDFは多くはないだろう。昨シーズンの18アシストが示している通り、正確無比なキックは持ち味の一つだ。ただ、フィジカルと空中戦が低いのが課題だ。セビージャでは今季18試合に出場も、十分な出場時間を与えられていたとは言い難い。来季はさらなるアピールが必要だろう。