リオネル・メッシやクリスティアーノ・ロナウドを筆頭に、世界には数々のスター選手が存在する。しかし、それらの選手のどこが優れてどこが劣っているのかを知る者はあまり多くはないはずだ。今回フットボールチャンネル編集部では、世界屈指の実力者たちの各能力を様々なデータを参照して数値化し、平均値を算出。それをもとにしたランキングを紹介する(ポジションは主に所属クラブのもの、市場価格は『transfermarkt』を参考)。
10位:大怪我から世界一を経験したドリブラー
【写真:Getty Images】
MF:ナビル・フェキル(レアル・ベティス / フランス代表)
生年月日:1993年7月18日
市場価格:2500万ユーロ(約30億円)
20/21リーグ戦成績:33試合5得点6アシスト
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リヨン下部組織出身のナビル・フェキルは2013年にトップチーム昇格。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)予選のレアル・ソシエダ戦で途中出場となり、プロデビューを果たした。その後は中々出場機会を与えられず、1年目は悔しいシーズンとなった。
1年目は出場機会を十分に与えられなかったフェキルだが、翌シーズンは公式戦39試合15得点13アシストと活躍。2015年にリーグアン年間最優秀若手選手を受賞した。2015/16シーズンはさらなる活躍が期待されたが、右膝の十字靭帯断裂の大怪我を負いシーズンのほとんどを棒に振った。
復帰後、しっかりと結果を残したフェキルは2018年に行われたロシアワールドカップにフランス代表として出場。出場時間は短かったが、6試合に出場し世界一を経験した。そして、2019年7月にレアル・ベティスへ移籍となり、初めてフランス以外の国でプレーすることになった。
フェキルの特徴は卓越されたテクニックから繰り出されるドリブルだ。スピードとテクニックを駆使し、相手を抜き去る。また、パス能力もあり決定的なパスも出すことができる。攻撃力がある一方で守備力は38と低い数字となっている。もう少し守備力が上がれば、順位も上に行くだろう。今後の課題かもしれない。