MF
ルカ・モドリッチ【写真:Getty Images】
マルセロ・ブロゾヴィッチ
生年月日:1992年11月16日(28歳)
所属クラブ:インテル(イタリア)
20/21リーグ戦成績:33試合出場/2得点6アシスト
代表通算成績:57試合出場/6得点7アシスト
マルセロ・ブロゾヴィッチは、中盤の底でクロアチア代表を操縦する役割が求められる。今季はインテルのセリエA優勝に貢献。所狭しとピッチを走り回ってボールを回収し、長短のパスで攻撃を組み立てる。タレントが揃うクロアチア代表のMFでも、ブロゾヴィッチの存在感は大きい。
ルカ・モドリッチ
生年月日:1985年9月9日(35歳)
所属クラブ:レアル・マドリード(スペイン)
20/21リーグ戦成績:35試合出場/5得点3アシスト
代表通算成績:134試合出場/17得点20アシスト
言わずと知れたクロアチア代表のレジェンドは4度目のEUROに臨む。ルカ・モドリッチはこれまでクロアチア代表として134試合に出場。ロシアワールドカップでは準優勝に導き、その年のバロンドーラ―となった。今季もレアル・マドリードの中心として活躍し、契約を来季まで延長している。9月には36歳となるが、衰える気配はまったくない。モドリッチの活躍なくしてクロアチア代表の躍進はないだろう。
マテオ・コバチッチ
生年月日:1994年5月6日(27歳)
所属クラブ:チェルシー(イングランド)
20/21リーグ戦成績:27試合出場/0得点1アシスト
代表通算成績:66試合出場/3得点7アシスト
勝つチームには優れた控え選手がいる。マテオ・コバチッチは今季、チェルシーのUEFAチャンピオンズリーグ制覇に貢献。レアル・マドリードでも3連覇に貢献しているが、いずれのシーズンも絶対的なレギュラーではなかった。イバン・ラキティッチが昨年9月に代表引退を表明したことで、コバチッチの重要性は増している。コバチッチはCLとEUROの欧州2冠に挑戦する権利が与えられた、数少ない選手となっている。
ミラン・バデリ
生年月日:1989年2月25日(32歳)
所属クラブ:ジェノア(イタリア)
20/21リーグ戦成績:30試合出場/1得点5アシスト
代表通算成績:54試合出場/2得点4アシスト
セリエA屈指のレジスタは、昨夏にジェノアに移籍した。フィオレンティーナではキャプテンも務め、クロアチア代表でも10年近くプレーするミラン・バデリは、3度目のEUROに臨む。1度目は出場機会がなく、レギュラーとして出場した2度目はラウンド16で敗退。絶対的なレギュラーではないが、中盤を支える貴重な存在になるだろう。
マリオ・パシャリッチ
生年月日:1995年2月9日(26歳)
所属クラブ:アタランタ
20/21リーグ戦成績:25試合出場/6得点2アシスト
代表通算成績:23試合出場/3得点1アシスト
19歳のときにチェルシーに引き抜かれたが、マリオ・パシャリッチは期限付き移籍を繰り返した。18/19シーズンにアタランタへ籍を移すと、その才能がついに開花した。中盤や2列目をこなし、得点力もあるMFは貴重。クロアチア代表の武器になるだろう。
ニコラ・ヴラシッチ
生年月日:1997年10月4日(23歳)
所属クラブ:CSKAモスクワ
20/21リーグ戦成績:26試合出場/11得点5アシスト
代表通算成績:20試合出場/5得点2アシスト
ニコラ・ヴラシッチはロシアプレミアリーグで2年連続2ケタ得点を記録している。クロアチア代表でもロシアワールドカップ後に定着し、EURO予選やネーションズリーグでもゴールを重ねた。エバートンでは居場所を築けなかったが、まだ23歳で将来性は残されている。アタッキングサードで創造性をもたらすことのできるヴラシッチは、EUROが飛躍のきっかけになるかもしれない。
ルカ・イヴァンシッツ
生年月日:1998年11月26日(22歳)
所属クラブ:ディナモ・ザグレブ
20/21リーグ戦成績:30試合出場/7得点3アシスト
代表通算成績:2試合出場/1得点0アシスト
クロアチア代表の次世代を担うタレントだ。18歳のときに代表デビューを果たし、19/20シーズンからは国内の強豪ディナモ・ザグレブでプレーする。繊細なボールタッチとテクニカルなドリブルが魅力の攻撃的MF。U-21 EURO(欧州選手権)を戦うU-21クロアチア代表にも選ばれており、この夏は2つの大会をこなすことになる。4年半ぶりとなるA代表でどのような活躍を見せるのか楽しみだ。