【写真:Getty Images】
欧州サッカー連盟(UEFA)は16日、ユーロ2020(欧州選手権)に出場しているオーストリア代表FWマルコ・アルナウトビッチに対して1試合の出場停止処分を科すことを発表した。
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オーストリア代表は13日に行われたグループステージC組第1節の試合で北マケドニア代表と対戦し、3-1の勝利で白星発進を切った。アルナウトビッチは交代出場から終了間際にダメ押しのゴールを挙げたが、得点後の振る舞いが物議を醸していた。
アルナウトビッチは相手選手の方に向けて激しくジェスチャーを行いながら、興奮した様子で何らかの言葉を叫んでいた。チームメートのDFダビド・アラバに両頬を掴まれて制止されるなど尋常ではない様子だった。
セルビアにルーツを持つアルナウトビッチは、セルビアと歴史的に複雑な関係にあるアルバニアにルーツを持つ相手選手に対して人種差別的な罵倒を行った疑いがあるとも報じられた。本人は翌日にSNSでメッセージを投稿し、「興奮して熱くなってしまった」と謝罪しつつ、「僕は人種差別主義者ではない」と差別的意図は強く否定していた。
調査を行っていたUEFAは、アルナウトビッチを1試合の出場停止処分とすることを決定。処分理由は「他の選手を罵倒した」こととされており、人種差別的行為があったとは認定されていないようだ。アルナウトビッチは17日に行われる第2節のオランダ代表戦を欠場することになる。
【了】