【写真:Getty Images】
グループFのドイツ代表はフランス代表、ハンガリー代表、ポルトガル代表と対戦する。13大会連続13回目の出場となるドイツを率いるヨアヒム・レーブ監督が送り出すであろう今大会の基本先発メンバーとフォーメーションを予想する。(情報は6月15日時点のもの)
【今シーズンの欧州サッカーはDAZNで!
いつでもどこでも簡単視聴。1ヶ月無料お試し実施中】
ドイツ代表には豪華メンバーが名を連ねる。正守護神は世界最高レベルのGKマヌエル・ノイアーだ。所属するバイエルンでは不動の守護神として活躍し、同クラブの9連覇達成に貢献した。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)、ブンデスリーガ、U-21欧州選手権、ワールドカップと数々のタイトルを獲得してきたノイアーだが、ユーロのタイトルはまだない。過去2大会でゴールマウスを守るも、いずれも準決勝敗退。3度目の正直で自身初の栄冠を掴み取る。
3バックの右にはマティアス・ギンター。自身初のユーロ出場となりそうだが、DFのポジション争いは必至。安定したパフォーマンスで出場機会を重ねたい。真ん中にはニクラス・ジューレだ。恵まれた体格を活かした対人での守備や空中戦の強さに定評がある。そして注目は約2年半ぶりの代表復帰となったマッツ・フンメルスだ。調子を落としつつあるドイツの守備陣をまとめる。
右ウィングバックにはヨシュア・キミッヒが入るだろう。本来は中盤の底でプレーするが、サイドバックでもプレーできるためサイドでも問題なし。正確無比なパスでチームに貢献する。中盤の底にはトニ・クロースとイルカイ・ギュンドアン。クロースの存在は絶大。ギュンドアンは所属するマンチェスター・シティで絶好調。その状態を維持してユーロに入れるかどうかがポイントだ。左ウィングバックにはアタランタのロビン・ゴセンスだ。今季はセリエAで32試合11得点6アシストを記録。その攻撃力に期待がかかる。
FWにはレフティーのカイ・ハフェルツが右に入るだろう。チェルシーのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)優勝に貢献した21歳の逸材が初のユーロに挑む。左には約2年半ぶり代表復帰のトーマス・ミュラーだ。この選手が入ったことによって、攻撃にバリエーションが生まれる。サイド、トップ下、CFと攻撃的なポジションを複数こなせるため、様々なフォーメーションにも対応できる。中央に入るのはセルジュ・ニャブリだ。今季はバイエルンで27試合10得点5アシストを記録。バイエルンの9連覇に貢献したニャブリが、その決定力をユーロで見せつける。
ヨアヒム・レーブ監督はこの大会終了後にドイツ代表監督からの退任が決まっている。2006年から指揮している同監督は2014年のブラジルワールドカップでチームを優勝に導いた。世界一に輝いたが、ユーロの優勝はまだない。最後の最後でユーロのタイトルを掴み取り、有終の美となるだろうか。