【写真:Getty Images】
グループFのフランス代表はドイツ代表、ポルトガル代表、ハンガリー代表と対戦する。今回は、ディディエ・デシャン監督が送り出すことになるであろう今大会の基本先発メンバーとフォーメーションを予想する。
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GKは34歳のベテランであるウーゴ・ロリスがファーストチョイスだ。失点に直結するようなミスも少なくないが、目を見張るようなビッグセーブが多いのもまた事実。頂点に立ったロシアワールドカップ同様、今大会も主将としてレ・ブルー(フランス代表の愛称)を牽引してくれるはずだ。
センターバックの一角はこれまで数多のタイトルを獲得してきたラファエル・ヴァランが不動。その相棒はパリ・サンジェルマン(PSG)で確かな成長を見せるプレスネル・キンペンベになることが濃厚である。また、ジュル・クンデ、クルト・ズマ、クレマン・ラングレと控えも豪華なメンバーだ。
サイドバックは右にバンジャマン・パバール、左にリュカ・エルナンデスと、ロシアW杯優勝に貢献した2人がそれぞれ入ることになるだろう。なお、パバールのバックアップはレオ・デュボワ、L・エルナンデスのバックアップはリュカ・ディーニュとなっている。
中盤底3枚は、まずエンゴロ・カンテ、ポール・ポグバという世界最高のMFである2人が入ることは確実。レ・ブルーがロシアW杯に続きタイトルを獲得するには、彼らの活躍は不可欠になる。
もう一枚は予想が最も難しい。バイエルン・ミュンヘンで苦悩の日々を送るもデシャン監督からの信頼厚いコランタン・トリッソ、ユベントスで活躍するアドリアン・ラビオのどちらかになるはずだが、この両者に大きな差はない。実際、他国メディアでも予想は分かれている。ちなみに、直近2つの親善試合で両方先発を張ったのはトリッソ。そのため、ここでは同選手を予想する。
トップ下はアントワーヌ・グリーズマンとなることがほぼ確実だ。ゴールやアシストだけでなく、守備でも大きく貢献できるレフティーもまた、ロシアW杯同様チームの中心的存在となるだろう。
ツートップの一角は背番号10キリアン・エムバペだ。爆発的スピードを持つ同選手は今大会の得点王候補。3年前のワールドカップでは主役になったが、果たしてユーロ2020では。
そのエムバペの相棒となるのは「代表追放」から復帰したカリム・ベンゼマと予想する。抜群の決定力と技術力を持ち、味方を活かす術も熟知。レアル・マドリードで大活躍する同選手が、ユーロという大舞台でどれだけ力を発揮できるのか。ここは、今大会の注目、そしてフランス代表の運命を左右するポイントになると言えそうだ。