ワントップに推すのはあの男
ダブルボランチの一角は守田英正。ボール奪取、ゲームメイク能力の両方に長け、今や森保ジャパンには欠かせぬ戦力となっている同選手は、遠藤航不在の中盤において中心としてチームを牽引できる存在だ。キルギス代表戦のスタメンに推薦しない理由はない。
その守田の相棒は川辺駿。サンフレッチェ広島に在籍するMFはU-24日本代表戦で途中出場、タジキスタン代表戦でフル出場、セルビア代表戦で途中出場を果たし、縦への推進力をみせ冷静にパスを捌くなど、いずれも悪くないパフォーマンスを示していた。キルギス代表戦で、ぜひ長い時間みたいと思える選手であると言えるだろう。
右サイドは坂元達裕を推す。U-24日本代表戦では守備のタスクを強いられたが、タジキスタン代表戦では途中出場ながら非凡なドリブルセンスを見せつけた。6月シリーズ最後の試合で、長い時間プレーさせる価値はあるだろう。相手にとっての脅威となりたいところだ。
南野拓実がクラブ事情により代表離脱となったため、トップ下に推せるのは必然的に鎌田大地となるか。ここまでの試合で見せつけている存在感は決して小さくなく、得点への可能性を引き上げられるMFとして、評価を高め続けている。キルギス代表戦でも出場すれば、ボールキープの上手さとパスセンスの良さを武器に、決定的な仕事を果たしてくれるはずだ。
左サイドハーフは古橋亨梧。ヴィッセル神戸の韋駄天はタジキスタン代表戦で1得点1アシストを記録するなど、今回のシリーズでしっかり結果を残している選手の一人だ。今回のキルギス代表戦では、神戸で務める左サイドで見たいところ。ここで活躍できれば、日本代表にとっても大きなプラスとなるはず。
そしてワントップはオナイウ阿道だ。セルビア代表戦で途中出場し日本代表デビューした同選手は、幻のゴールを決めるなど大きな期待感を持てるパフォーマンスを披露した。キルギス代表戦で長い時間起用され、結果を出すことができれば、“ポスト大迫”へ一気に名乗り出ることができるだろう。注目度は高いと言えるはずだ。
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