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オランダ代表DF、元同僚MFの心臓発作に「大きなショック」 自身も過去に心臓病

text by 編集部 photo by Getty Images

ダレイ・ブリント
【写真:Getty Images】



 デンマーク代表の絶対的司令塔であるMFクリスティアン・エリクセンが試合中に倒れて危険な状態に陥ったことは、ユーロ2020(欧州選手権)に出場中の他選手たちにも大きな衝撃を与えた。オランダ代表のDFダレイ・ブリントは、試合を欠場することも考えたと認めている。

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 エリクセンは12日に行われたユーロ初戦のデンマーク代表対フィンランド代表戦で前半終了間際に心臓発作を起こしてピッチに倒れ込んだ。心臓マッサージを施され、病院に搬送されて意識を取り戻したが、一時は心臓が停止した状態に陥っていたとデンマーク代表ドクターは明かしている。

 多くの選手たちがエリクセンに起きた突然の事態に強い衝撃を受けているが、ブリントにとっては特にショックが大きかったかもしれない。エリクセンと若手時代にアヤックスでチームメートだっただけでなく、ブリント自身も2019年に心筋炎と診断され心臓手術を受けた。昨年8月にも練習試合中に倒れて不安が広がったことがあった。

 ブリントは翌13日に行われたオランダ代表対ウクライナ代表戦に先発し、64分までプレーして3-2の勝利に貢献。ピッチを去る際には感極まり涙を流すような様子も見せていた。試合後には、エリクセンの一件について思いを口にしている。

「僕にとって大きなショックだった。もちろん自分自身も同じ部分(心臓)でそういう経験があったし、プレーするためには精神面のハードルを乗り越える必要があった。自分に言い聞かせる必要があったが、できたことを誇りに思う」と試合後に語った。

「試合後に感情があふれ出したのもそれが理由だ。出場しないことももちろん考えた。テレビで見た映像に大きなショックを受け、よく眠れなかった。本当に大きなハードルを乗り越えなければならなかった」とブリントは続けている。

【了】

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