クロアチア代表は日本時間13日22時に行われるイングランド代表戦に臨む。ユーロ(欧州選手権)2020で、クロアチア代表はイングランド代表、チェコ代表、スコットランド代表と同組のグループDに属している。
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中盤は今大会最高クラスの陣容を揃える。イバン・ラキティッチは代表引退したが、マルセロ・ブロゾビッチとルカ・モドリッチを中心に、マテオ・コバチッチやニコラ・ヴラシッチらタレントは豊富だ。35歳のモドリッチは4度目のユーロに臨む。
センターバックはドマゴイ・ヴィダとドウイェ・チャレタ=カーの2人。ヴィダと長年コンビを組んできたデヤン・ロブレンは古傷である膝を痛めて合流が遅れている。とはいえ、マルセイユで評価を高めるチャレタ=カーは存在感を高めており、ロブレンの穴を感じさせない。右サイドバックには負傷からの復活を期すシメ・ヴルサリコ、左サイドにはボルナ・バリシッチが入りそうだ。
クロアチア代表の正GKを務めるのはドミニク・リヴァコヴィッチ。名門ディナモ・ザグレブでプレーする26歳で、鋭い反射神経から生まれるビッグセーブが魅力だ。
前線は多くの候補がしのぎを削る。プレーの幅が広く、守備での貢献度の高いイバン・ペリシッチは左ウイングで起用される可能性が高い。ACミランで2季続けて2ケタ得点を挙げたアンテ・レビッチとホッフェンハイムで20ゴールを記録したアンドレイ・クラマリッチも先発メンバーに入るだろう。ディナモ・ザグレブで16ゴールを挙げたミスラフ・オルシッチや成長著しいヨシプ・ブレカロなどにもチャンスはある。
世界的なスター選手はモドリッチくらいしかいない。しかし、チームの象徴であるモドリッチがそうであるように、状況判断に優れ、チームのために走れる選手が揃っているのが最大の武器だ。ロシアワールドカップで準優勝へと導いたズラトコ・ダリッチ監督の下、クロアチア代表はひとつの集大成となる大会に臨む。