オーストリア代表は日本時間14日午前1時、ユーロ(欧州選手権)2020のグループステージ初戦に臨む。グループCのオーストリア代表は、北マケドニア代表、オランダ代表、ウクライナ代表と対戦する。
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オーストリア代表のFIFAランキングは13位。今大会出場24か国中では9番目で、下馬評は上位進出を目指す第2グループといったところか。それでも、各ポジションに揃うタレントは、上位国にも引けを取らない。
GKはなかなか固定できていなかったが、今大会の正GKはダニエル・バッハマンになりそうだ。大会直前のイングランド代表戦でデビューしたばかりだが、所属するイングランドのワトフォードでは、今季の後半戦にレギュラーの座を奪っている。
最終ラインは4バックがベース。マルティン・ヒンターエッガーとアレクサンダル・ドラゴビッチのドイツ・ブンデスリーガコンビを中央に据え、右サイドはシュテファン・ライナー、左はベテランのアンドレアス・ウルマーになるだろう。その他にも、マルコ・フリードル、フィリップ・リーンハントら、ドイツ1部でレギュラーとしてプレーする選手も多く、選手層は厚い。
中盤にはRBライプツィヒで同僚のコンラート・ライマーとマルセル・ザビツァーの先発が濃厚だ。ザヴェル・シュラガーを加えた中盤3人のインテンシティと走力は今大会屈指のレベル。DFラインから中盤まであらゆるポジションをこなせるこのチームの大黒柱であるダビド・アラバは、左サイドでプレーする時間が長くなりそうだ。
右サイドは唯一本命不在なポジションで、ヴァレンティノ・ラザロや成長著しいクリストフ・バウムガルトナーが争う。1トップとしてプレーするのは、23歳のサーシャ・カライジッチ。日本代表MFの遠藤航が所属するシュトゥットガルトで、今季16得点を挙げたストライカーだ。2mの長身を活かしたプレーで、オーストリア代表の最前線で起点となる。
中盤も含めた組織的なディフェンスには定評があるものの、得点力は課題だ。創造性のあるMFはいるものの、カライジッチを中心とするFW陣が得点を奪えるかどうかが躍進のカギを握りそうだ。