FW
(◎=当確、◯=有力、▲=当落線上、×=厳しい)
上田綺世【◎】
日本代表戦:出場せず
U-24ガーナ代表戦:67分間出場(1得点)
ジャマイカ代表戦:45分間出場(1得点)
東京五輪世代のエースストライカーは、先発出場でも途中出場でもゴールを奪えることを示した。本大会でも1トップのレギュラーを担うことになりそうだ。動き出しの巧さに磨きがかかり、ポストプレーも徐々に上達している。2列目のアタッカー陣の魅力を結果につなげるには、フィニッシュ役となる上田のようなストライカーがぴったりだ。
前田大然【◯】
日本代表戦:45分間出場
U-24ガーナ代表戦:23分間出場
ジャマイカ代表戦:45分間出場
今回の3連戦では3試合すべてに出場したものの、ノーゴール。それでも横内昭展監督は「非常に満足」と語った。ディフェンスラインの背後に抜けるランニングや、猛烈な勢いのプレスバックなど数字に残らない貢献度の高さが評価されている。対戦相手があっと驚く飛び道具として、そして上田とはタイプの違うFWとして東京五輪のメンバー入りが有力だろう。
林大地【▲】
日本代表戦:33分間出場
U-24ガーナ代表戦:出場せず
ジャマイカ代表戦:出場せず
3月に初招集され、強い気持ちを前面に押し出したハッスルプレーで猛アピールした。前線で体を張ってボールを収めるポストプレーの確度は招集されているFWの中でも随一。守備における貢献度も高い。しかし、2試合連続で出番を与えられなかったことからも立場が厳しいことがわかる。3人目のストライカーという立場にまで上り詰めたが、東京五輪の登録選手数は18人で、そのうちFWは2人までが濃厚。ポジションごとの人数配分によってはメンバー入りもありうる、まさに当落線上にいる。
田川亨介【×】
日本代表戦:57分間出場
U-24ガーナ代表戦:出場せず
ジャマイカ代表戦:出場せず
日本代表戦に先発出場したが、残りの2試合はいずれもベンチ外。東京五輪出場は極めて厳しくなった。身体能力の高さは魅力だが、相手のディフェンスラインの背後に抜ける動きを得意とするFWは他にもおり、彼らを明確に上回っているものがない。これまでにサイド起用も試みられたものの、守備スキルの低さが仇となって低調なパフォーマンスに。繊細さにも欠け、信頼をつかみきれなかった。