【写真:Getty Images】
グループCのオランダ代表はオーストリア代表、北マケドニア代表、ウクライナ代表と対戦する。2大会ぶりの出場となるオランダ代表を率いるフランク・デ・ブール監督が送り出すであろう今大会の基本先発メンバーとフォーメーションを予想する。
【今シーズンの欧州サッカーはDAZNで!
いつでもどこでも簡単視聴。1ヶ月無料お試し実施中】
GKはPKも得意とするノリッジ・シティのティム・クルルだろう。今回はヤスパー・シレッセンが新型コロナウイルス陽性のため、招集が見送られることになった。シレッセンがバレンシアで出場機会を失うと、クルルがオランダ代表のゴールマウスを守るようになる。長年第3GKとしての扱いだったが、ようやく代表でも出場するようになった。苦労人がユーロという大舞台で躍動する。
4-3-3のフォーメーションを組んでいたオランダ代表だったが、ここ最近の試合では3バックを採用している。3バックの一角には19歳のユリエン・ティンバーも起用されている。6月2日のスコットランド戦でA代表デビューを果たしたかと思えば、続く6日のジョージア戦も先発出場。ユーロ本番でもデイリー・ブリントからポジションを奪う可能性もある。マタイス・デ・リフトは5日の練習中に負傷。ジョージア戦は回避したが、若きCBの状態が気になるところだ。3人目はステファン・デ・フライだ。インテルの守備の要である。負傷でユーロに参加できなかったフィルジル・ファン・ダイク不在の中でDFリーダーとしての役割も求められる。
右ウィングバックにはデンゼル・ドゥムフリースが入るだろう。185cmという長身も武器だが、非常にスピードのある選手。右サイドからチャンスを作る。左ウィングバックにはオーウェン・ワインダル。今季のオランダ1部で全試合フルタイム出場。21歳の若手DFが初の大舞台での活躍を誓う。
中盤の底にはマルテン・デ・ローンが入るだろう。アタランタの心臓であり、セリエA最強のボールハンターである同選手はオランダでも中心選手だろう。セントラルミッドフィルダーにはジョルジニオ・ワイナルドゥムとフレンキー・デ・ヨングのタレント2人だ。ワイナルドゥムとデ・ヨングがチームにリズムを与え、オランダの攻撃を活性化させるだろう。オランダの中盤は豊富なタレントが並ぶ。
2トップの一角にはボウト・ベグホルストだ。所属するヴォルフスブルクで今季のブンデスリーガで全34試合に出場20得点を記録。得点ランキング4位タイに入る活躍を見せ、チームの来季UEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得に貢献した。そして、このチームのエースとなるのがメンフィス・デパイだ。オランダ代表で現在、3試合連続ゴール中。3試合5得点と驚異の決定力を見せている。クラブでの調子を維持し、ユーロでも活躍するだろう。
フランク・デ・ブール監督はバルセロナ監督に就任したロナルド・クーマンの後任として就任。2大会ぶりとなる大舞台でその手腕を発揮できるか注目だ。豊富なタレントを擁するオランダ代表を頂点に導くことができるだろうか。