【写真:Getty Images】
サッカー デンマーク代表 最新メンバー一覧【ユーロ2020】
グループBのデンマーク代表はベルギー代表、フィンランド代表、ロシア代表と対戦する。今回は、カスパー・ヒュルマンド監督が送り出すことになるであろう今大会の基本先発メンバーとフォーメーションを予想する。
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GKはレスターで活躍するカスパー・シュマイケルがファーストチョイスで間違いない。鋭い反射神経を活かしたセービング技術の高さはワールドクラスで、父親譲りの熱いハートも兼備。ロシアワールドカップ同様、今大会でも頼れる存在となってくれるはずだ。
そのシュマイケルの前では、ミランで非凡なパフォーマンスを披露したシモン・ケアーがリーダーとして最終ラインを引き締め、彼の相棒をチェルシーのチャンピオンズリーグ(CL)制覇に貢献したアンドレアス・クリステンセンが担うことになるはず。右サイドバックはバレンシアのダニエル・ヴァス、左サイドバックはアタランタのヨアキム・メーレが基本レギュラーとなりそうだ。
中盤底ではトーマス・ディレイニーとピエール=エミール・ホイビュルクの2枚が運動量豊富に働き続ける。守備の安定感を手に入れるため、そして攻撃へのスムーズな移行を目指すために、ドルトムントとトッテナムにそれぞれ所属するMFのパフォーマンスが重要となることは間違いない。
そしてトップ下にはクリスティアン・エリクセンだ。組み立て、崩し、フィニッシュとあらゆる局面で仕事を果たせる10番は、当然ながらダニッシュ・ダイナマイトの攻撃の核となる。エリクセンをチームとしてどこまで活かせるか、そしてエリクセン自身がどこまで高いパフォーマンスを示せるか。ここは、デンマーク代表が躍進を果たす上での大きなポイントになるだろう。
右サイドは長身ユスフ・ポウルセン、左サイドはマルティン・ブライスワイトが基本的に使われることになりそう。そして最前線は、22歳ヨナス・ヴィンドがメインになるか。同選手は昨年代表デビューを果たしたばかりだが、ヒュルマンド監督の下で7試合3得点1アシストを記録と好調を維持している。身長190cmの高さが大きな武器である。
シュマイケルにケアー、クリステンセン、さらに中盤底にディレイニーとホイビュルクがいるなど、守備陣の安定感は24ヵ国中屈指といっても過言ではないだろう。問題は、やや迫力不足が否めない攻撃陣がどこまで奮闘できるか。ここが「期待値以上」となれば、旋風を巻き起こせるだろう。