日本代表は11日、キリンチャレンジカップでセルビア代表と対戦し、1-0で勝利した。この試合中、日本サッカーに精通するイングランド人ライターのショーン・キャロル氏に随時話を聞いた。(語り手:ショーン・キャロル)
セルビア戦は「本物の試合」
――本日もよろしくお願いします! 今日はセルビア代表戦ですが、日本代表は今いるベストメンバーと捉えていいでしょうか?
「今日の試合は楽しみですね。公式戦ではないけど、この2週間の中で最も『本物の試合』だと思います」
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「メンバーを見ると『ストライカー』という選手が一人もいないね。一応、古橋亨梧はセンターフォワードだと思いますが、4-2-4のようになる気がします。伊東純也は右にいると思いますが、南野拓実、鎌田大地、古橋の3人は頻繁にポジションを入れ替えるでしょう」
――今回の日本代表の5試合の中で、セルビアは一番力のある相手になりますね。
「間違いないです。前線の4人は決定力のある選手だけど、それほど多くチャンスを作れるとは思えないので、必ず決めきらなければいけないね」
「ピクシー(ドラガン・ストイコビッチ監督)は試合前のインタビューなどでは凄く柔らかい印象でしたが、絶対にこの試合に勝ちたいはず。日本代表にサービスするつもりはないと思う」
――ピクシーもチャンスがあればピッチサイドからゴールを狙ってきそうです。セルビアは大柄な選手が多いですね。
「日本人は常に身体のサイズを気にするけど、長所も短所もあるのであまり関係ないと思う。長友佑都も身長はないけど、心が強いし、やる気に満ち溢れているので、空中戦では簡単に負けていないね」
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