【写真:Getty Images】
グループAのイタリア代表はトルコ代表、ウェールズ代表、スイス代表と対戦する。イタリアを率いるロベルト・マンチーニ監督が送り出すことになるであろう今大会の基本先発メンバーとフォーメーションを予想する。
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正守護神としてゴールマウスを守ることになるのはACミランの絶対的守護神ジャンルイジ・ドンナルンマだ。今季はセリエAで37試合に出場失点はわずか38。ミランのリーグ戦2位入り、そして来季UEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得に貢献した。まだ22歳と若い守護神がイタリア代表のゴールマウスを守る。
CBを担うのはレオナルド・ボヌッチとジョルジョ・キエッリーニのベテラン二人だ。ボヌッチが34歳、キエッリーニが36歳だが、その経験は必ずイタリアを助ける力となるだろう。右サイドバックはアレッサンドロ・フロレンツィ。守備面にやや問題があるが、イタリアのサイド攻撃を支えることになるだろう。左サイドバックに入るのはレオナルド・スピナッツォーラだろう。フロレンツィ同様に攻撃力が売りの選手。スピードを生かした突破などサイドを支配できれば、イタリアの攻撃がより活性化される。
アンカーにはチェルシーのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)優勝に貢献したジョルジーニョが入るだろう。29歳にして初のユーロに挑む。マルコ・ヴェラッティとニコロ・バレッラがセントラルハーフを担うだろう。ヴェッラテッィはアズーリの上位進出を握る中盤の要だ。バレッラはインテルの11年ぶりセリエA制覇に貢献し、成長著しい24歳である。
イタリアの3トップも充実している。右ウィングはドメニコ・ベラルディ。今季はリーグ戦でキャリアハイとなる17得点を記録。サッスオーロでの好調ぶりをそのまま維持できるかがカギとなりそうだ。左ウィングを担うことになりそうなのはロレンツォ・インシーニェだ。前回大会は全5試合中3試合に出場もプレー時間はわずか36分。今回にかける想いは強いはずだ。中央にはチーロ・インモービレが入るだろう。今季はセリエAで35試合20得点を記録。今大会の得点王候補だ。
ロベルト・マンチーニ監督は過去にフィオレンティーナやラツィオ、インテルやマンチェスター・シティを率いた名将。ロシアワールドカップ欧州予選敗退後の2018年5月に就任し、イタリアを建て直してきた。暗黒時代は終わり、今大会は優勝候補の一角と言って良いだろう。十分な戦力で2回目のユーロ制覇を狙う。