18位:バルサで育ったリバプール中盤の要
【写真:Getty Images】
MF:チアゴ・アルカンタラ(リバプール / スペイン代表)
生年月日:1991年4月11日
市場価格:3500万ユーロ(約42億円)
19/20リーグ戦成績:24試合3得点0アシスト(バイエルン)
昨年9月にUEFAチャンピオンズリーグ(CL)優勝を置き土産にバイエルン・ミュンヘンからリバプールへ加入となったチアゴ・アルカンタラは、すでにリバプールで主力を担っている。
リバプール加入1年目の今季序盤は新型コロナウイルス陽性と膝の怪我が重なり12月の最終週までリーグ戦での出場はわずか3試合に終わった。しかし後半戦は出場機会が増え、リバプールでの初ゴールも記録。結局、今季は公式戦30試合に出場1得点を記録した。シーズン後半戦を見れば、リバプールで主力に定着したと言っても過言ではないだろう。
各年代別のスペイン代表にも選出されたアルカンタラは2014年のブラジルワールドカップを怪我で欠場。2016年に行われた前回のユーロはわずか2試合の出場で出場機会が短かった。今回のユーロにかける想いも強いだろう。
インサイドハーフやボランチ、アンカーやサイドでもプレーできるアルカンタラはポリバレント性のあるMFだ。シャビやイニエスタの後継者と呼ばれた通り、卓越されたテクニックから繰り出されるパスやドリブルが武器。バルセロナで育った中盤の選手らしく狭いスペースも物ともしない。細かいボールタッチで相手をかわしていき、的確なパスでチャンスを演出することができる。間違いなくリバプールの攻撃の要だ。