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世界最高の中盤は誰だ? サッカー選手セントラルMF能力値ランキング11位~15位。ただただ恐ろしい「神童」とは?(20/21シーズン版)

シリーズ:20/21能力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

13位:負けず嫌いな何でも屋

マルセル・ザビツァー 20/21サッカー選手能力値ランキング
【写真:Getty Images】



MF:マルセル・ザビツァー(オーストリア代表/RBライプツィヒ)
生年月日:1994年3月17日(27歳)
市場価格:4200万ユーロ(約50.4億円)
19/20リーグ戦成績:32試合出場/9得点8アシスト

 今やブンデスリーガ上位の常連となったRBライプツィヒをキャプテンとして支える男だ。2019/20シーズンにはクラブ史上初のチャンピオンズリーグ(CL)・ベスト4進出に貢献し、2020/21シーズンは怪我で出遅れながらも復帰後は絶対的な主力としてチームを牽引。数多くのクラブからの興味が噂されるなど、ドイツの地で着実に評価を高め続けている。

 何でも屋と言っていいだろう。中盤から左右両サイドをこなすユーティリティー性が魅力で、思い切りの良いミドルシュートに敵の間を縫うスルーパス、巧みな飛び出しと、多彩な仕掛けで敵ブロックを崩せるというストロングポイントもある。試合ごとにシステムが変化するライプツィヒで、様々なポジションと役割を担える男が重宝されるのは、必然といったところだろうか。

 守備では前線からのハードワークを怠らず、相手に厳しく身体を寄せて自由を与えることが少ない。ボールロスト後のリカバリーが速いことも評価できるポイントだ。ライプツィヒ前監督のラルフ・ラングニックは以前、『キッカー』のインタビューで「ザビツァーは負けず嫌いで、敗戦後は少し感情的になることもあった」と話しているが、守備時の激しさはこの「負けず嫌い」な性格からきているのかもしれない。

 2部時代からライプツィヒを支え、ブンデスリーガ屈指のMFとなったマルセル・ザビツァー。ドイツの新興クラブが悲願のタイトルを獲得するために、この男の力はまだまだ必要となる。

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