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世界最高の中盤は誰だ? サッカー選手セントラルMF能力値ランキング11位~15位。ただただ恐ろしい「神童」とは?(20/21シーズン版)

シリーズ:20/21能力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

14位:ダイナミズムを注入する若きMF

フェデリコ・バルベルデ 20/21サッカー選手能力値ランキング
【写真:Getty Images】



MF:フェデリコ・バルベルデ(ウルグアイ代表/レアル・マドリード)
生年月日:1998年7月22日(22歳)
市場価格:7000万ユーロ(約84億円)
19/20リーグ戦成績:33試合出場/2得点5アシスト

 ルカ・モドリッチ、トニ・クロース、カゼミーロ。レアル・マドリードの中盤ではこの3人が今も強烈な存在感を放ち、評価を高め続けている。しかし、22歳フェデリコ・バルベルデは、そんな彼らに負けじと輝きを放っている一人だ。ジネディーヌ・ジダン監督から確かな信頼を寄せられ、シーズンを重ねるごとに頼もしさが増加。マドリーのこれからを担う存在として期待されている。

 どこまでも走り続けられるのでは? と思うほどのスタミナを備えており、幅広いエリアでアクションを起こすことができる。その自慢の運動量を武器に前線からの守備を怠らず、チーム全体にプレスのスイッチを入れることも多々。「フィジカル」の強さを駆使した1対1、身体を投げ出してボールを狩り取る泥臭いディフェンスにも定評がある。

 ボール奪取後は非凡な展開力を活かしてカウンターの起点となり、自らも爆発的なスプリントで敵陣深くへと侵入していく。バルベルデの凄いところは、このようなプレーを短時間ではなく、90分間継続して行える点。主力を張る選手の年齢がやや高いマドリーにおいて、常に攻守においてダイナミズムを注入できるウルグアイ人MFのような存在はありがたいと言えるのではないか。

 マドリーは先日、ジダン監督がチームから去り、2021/22シーズンからはカルロ・アンチェロッティが指揮を執ると発表。バルベルデは「恩師」と別れることになった。ただ、22歳のMFがイタリア人指揮官の下でも重宝されるのは明らかだろう。

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