リバプール(2004/2005シーズン)
2004/2005シーズンUEFAチャンピオンズリーグ決勝ACミラン戦スターティングメンバー
2004/2005シーズン成績
・プレミアリーグ5位(勝ち点58 / 17勝7分14敗)
・チャンピオンズリーグ:優勝
・FAカップ:4回戦
・EFLカップ:4回戦
監督:ラファエル・ベニテス
スタイル:カウンター
2004/2005シーズンUEFAチャンピオンズリーグ決勝ACミラン戦スターティングメンバー
GK:イェジー・ドゥデク
DF:ジミ・トラオレ、サミ・ヒーピア、ジェイミー・キャラガー、スティーブ・フィナン
MF:シャビ・アロンソ、スティーブン・ジェラード、ヨン・アルネ・リーセ、ハリー・キューウェル、ルイス・ガルシア
FW:ミラン・バロシュ
リバプール伝説の逆転劇「イスタンブールの奇跡」を演じたのが、2004/05シーズンに同クラブを率いたラファエル・ベニテス監督だ。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝ACミラン戦で前半3失点を喫するも、後半に3点差を追いつきPK戦の末に優勝。ベニテス監督は就任1年目にして、いきなりチームをCL制覇に導いた。
ミラン戦ではハリー・キューウェルとスティーヴ・フィナンが負傷交代。だが、その交代が逆にリバプールを救うことに。リバプールはスティーブン・ジェラードのゴールで1点を返すと、負傷したキューウェルとの交代で出場したヴラディミール・シュミツェルがミドルシュートを決めて1点差に迫る。最後はシャビ・アロンソのゴールが決まり、あっという間に同点に追いついた。見事な逆転劇でベニテスはリバプールをCL優勝に導いた。
CL決勝でキャプテンマークを巻いたジェラードの04/05シーズンはリーグ戦30試合で7得点4アシストという成績。中心選手として活躍しCL優勝に貢献したが、リバプールはこの年のリーグ戦で5位に終わった。リーグ戦ではマンチェスター・ユナイテッドや優勝したチェルシーなどの上位陣に中々勝利を収めることができなかったことなどが響いた。
ジェラードやアロンソのみならず、ルイス・ガルシアやヨン・アルネ・リーセ、キューウェルなど豊富なタレントを擁したリバプールを率いたベニテス監督は基本的に守備を重視する。プレッシングを中心として守り、カウンター攻撃を得意とした。リーグ戦では5位に終わったが、CLで奇跡の大逆転劇を演じたことで伝説のチームと言えるだろう。