若くして才能を披露して高く評価された選手が、そのままスター選手として活躍し続ける保証はない。怪我やプレッシャーに苦しみコンディションを落とす選手がいれば、ピッチ外での問題で活躍の場を失っていく選手も多い。今回は大きな期待を背負いながらも、大舞台から姿を消したドイツ人選手を紹介する。
世代別代表の常連も、6部でプレーを続けるMF
【写真:Getty Images】
MF:パトリック・フンク
現所属クラブ:TSVエッシンゲン(6部)
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育成の名門シュトゥットガルトに、パトリック・フンクという選手がいた。世代別のドイツ代表でも常連で、2013年に行われたEURO U-21選手権には、ベルント・レノやマティアス・ギンター、エムレ・ジャンらと出場している。
守備的MFだったが、得点にも絡める選手だった。トップチーム昇格はもちろん、ブンデスリーガを代表する選手へと成長することが期待されていた。
3部に所属するセカンドチームでは主力としてプレーしていたが、トップチームでの出番はなかなか訪れず。20歳のときにトップチームデビューを果たしたが、その次のシーズンはザンクトパウリへ期限付き移籍することに。2部リーグで2シーズン活躍するも、復帰したシュトゥットガルトでは出番を得られなかった。その後は3部リーグを主戦場とし、昨シーズンからは6部のTSVエッシンゲンでプレーを続けている。
【了】