若くして才能を披露して高く評価された選手が、そのままスター選手として活躍し続ける保証はない。怪我やプレッシャーに苦しみコンディションを落とす選手がいれば、ピッチ外での問題で活躍の場を失っていく選手も多い。今回は大きな期待を背負いながらも、大舞台から姿を消したドイツ人選手を紹介する。
21歳で代表デビューも27歳で引退
【写真:Getty Images】
DF:トビアス・ラウ
現所属クラブ:現役引退
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2002年の日韓ワールドカップで準優勝に輝いたドイツ代表。トビラス・ラウはその翌年に代表デビューを飾っている。当時3部のアイントラハト・ブラウンシュヴァイクでキャリアを始めると、19歳でヴォルフスブルクにステップアップした。在籍2年目の02/03シーズンはブンデスリーガ27試合に出場し、サイドバックのレギュラーに定着。ドイツ代表デビューを飾った数か月後にはバイエルン・ミュンヘンへと移籍している。
21歳でドイツ代表としてプレーするラウは、時代のドイツ代表を担う存在として期待された。左サイドを積極的に駆け上がるのが持ち味のサイドバックだった。
しかし、バイエルンではケガや病気に悩まされた。1年目に太ももを負傷し、ウイルス感染による離脱も強いられた。2年間在籍したバイエルンでの公式戦出場はわずか19試合で、23歳のときにアルミニア・ビーレフェルトへ移籍。しかし、ここでも負傷に悩まされ、4シーズンでプレーしたのはわずか37試合だった。
ラウは27歳でトップレベルでのプレーを終えた。その後は教師を目指すためビーレフェルト大学に入学。現在は古巣ブラウンシュヴァイクの経営に携わっている。
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