【写真:Getty Images】
ドイツ1部のシュトゥットガルトに所属するFWサイラス・ワマンギトゥカが、これまで使用していた氏名と生年月日が事実とは異なるものであったことを告白した。クラブが8日に発表を行っている。
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サイラスはフランス2部のパリFCから2019年にシュトゥットガルトに加入し、遠藤航らとともにチームの1部昇格に貢献。自身初のトップリーグ挑戦となったブンデスリーガ1部でも11ゴールを挙げるなどの活躍をみせ、リーグ公式の年間最優秀ルーキーにも選出された。
だがクラブの発表によれば、サイラスはこれまで実際と異なる本名と生年月日で選手登録されていたことを告白したという。実際の氏名は「サイラス・カトンパ・ムヴンパ」であり、生年月日は1998年10月6日。これまで1999年10月6日生まれの21歳とされていたが、実際には22歳であることが明らかになった。
コンゴ民主共和国の出身である同選手は17歳の時に欧州に渡り、フランスでプレーを開始。この際、銀行口座やパスポートに至るまで全ての管理を行っていた代理人が名前や生年月日を変えさせたとされている。
クラブの説明によれば、代理人はサイラスが身元を偽ることで母国との繋がりを断ち切り、また秘密の共有を通して自分への依存を強めることを図ったと考えられるという。代理人の身元も把握しており、選手を保護するため公表は控えるが、法的措置も検討中であると述べている。
クラブは今後登録名や生年月日の変更を行うが、DFB(ドイツサッカー連盟)およびDFL(ドイツリーグ機構)と協議の上で選手資格に問題がないことは確認されたと報告。サイラスは代理人による不当な支配の被害者だったとして全面的にサポートする姿勢を示している。
【了】