【写真:田中伸弥】
元韓国代表であり、現役時代にJリーグでもプレーしたユ・サンチョル氏が7日夜にがんのため死去した。49歳だった。
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ユ・サンチョル氏は2019年11月にすい臓がんを公表し、闘病生活を送っていた。韓国複数メディアの報道によれば、7日午後7時頃にソウル市内の病院で亡くなったとのことだ。
韓国サッカー協会(KFA)も公式SNSで追悼のメッセージを発信。「あなたと一緒だった日々の歓声と栄光は永遠に記憶に残る。ご冥福をお祈りします」と綴っている。
ユ・サンチョル氏は現役時代に韓国の蔚山現代でプレーしたほか、横浜F・マリノスで1999~2000年、柏レイソルで2001~2002年にプレー。2003年には横浜FMに復帰して再び2年間を過ごし、Jリーグに計6シーズン在籍して公式戦143試合に出場し50得点を挙げた。
守備から攻撃まであらゆるポジションをこなせるユーティリティープレーヤーとして活躍。韓国代表としても歴代5位の124キャップを記録し、1998年、2002年のワールドカップ2大会に出場した。2002年日韓大会では韓国代表の準決勝進出に大きく貢献した選手の一人だった。
現役引退後は韓国のクラブで監督としてのキャリアを歩んでいたが、仁川ユナイテッドを率いていた2019年にがんを公表。チームを1部残留に導いたあと休養に入った。
昨年2月には闘病生活の中で来日し、横浜FMの試合会場を訪れてサポーターと交流。今年3月に一部で危篤報道があった際には「このまま倒れられない」と自ら否定のコメントを出していたが、ついに帰らぬ人となってしまった。
【了】