最終ラインは全員Jリーグ組も
GKは森保ジャパンの正守護神争いを一歩リードしている権田修一、U-24日本代表戦でスタメンを張ったシュミット・ダニエル、ミャンマー代表戦で先発起用された川島永嗣がいるが、ここでは中村航輔を推す。所属するポルティモネンセでは苦悩の日々を過ごしたが、類稀な反射神経を活かしたセービングは確かなものがある。先発のチャンスを与えてもいいだろう。
右サイドバックには3月シリーズでデビュー戦ながらゴールを決めた山根視来を推したい。自陣からスルスルと持ち上がるドリブルやハーフスペース、タッチライン際を全力で駆け上がるその姿勢は、タジキスタン代表にとっても大きな脅威になるはずだ。
センターバックの一角は中谷進之介。3月シリーズで初招集を受けた同選手はモンゴル代表戦でデビューを果たしたが、プレータイムは26分間とアピールするには物足りなかった。名古屋グランパスで良い姿を見せているだけに、今回こそは日本代表でも長い時間見ておきたい。
その中谷の相棒に推すのは昌子源。対人守備や判断力に長けており、2018年ロシアワールドカップでは主力を担うなど日本代表としての経験値もある。ピッチに立つとなれば「無失点」はもちろん、吉田麻也や酒井宏樹らが不在の中で最終ラインのリーダーとしての役割も求められることになるだろう。
左サイドバックはFC東京所属の小川諒也。U-24日本代表戦では長友佑都に代わって後半途中から出場し、いきなり浅野拓磨の得点を演出するなど起用に応えていた。その勢いのまま、今回のタジキスタン代表戦でも非凡なパフォーマンスを披露してほしいところ。森保監督へアピールなるか。
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