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川辺駿ってどんな選手? 攻撃的なプレースタイルのボランチ、サンフレッチェ広島で見せる持ち味は…

text by 編集部 photo by Getty Images
川辺駿
【写真:Getty Images】

 日本代表は7日、カタールワールドカップアジア2次予選でタジキスタン代表と対戦する。

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  サンフレッチェ広島でプレーする川辺駿は、大分トリニータとの明治安田生命J1リーグ第6節に先発し、1-1で迎えた試合終盤にゴールを決めている。自陣でボールを奪ってそのまま持ち上がった今津佑太のスルーパスに反応。寄せる相手選手とボールの間に身体をうまく入れ、放ったシュートはゴールネットを揺らした。試合は後半アディショナルタイムに1点を追加した広島が3-1で勝利している。

 川辺の特徴が出たゴールだった。今季の広島では[4-2-3-1]の[2]の一角を務めることが多いが、チャンスがあれば積極的に前線に上がっていく。3列目からの攻撃参加は川辺の武器でもあり、広島の攻撃に厚みを加えている。

 ジュニアユースから広島のアカデミーでプレーする川辺は、2013年にトップチームに昇格。しかし、森保一監督率いる当時の広島は前年から連覇を達成しており、川辺は主力選手の牙城を崩すことができなかった。15年からはジュビロ磐田に期限付き移籍すると、結果的に3年間を過ごした磐田で大きく飛躍することとなる。

 磐田を率いた名波浩元監督は、川辺をシャドーで起用したこともあった。元々持っていた攻撃的センスは、1列前でプレーすることによって発揮される部分もある。相手に囲まれてもキープしてボールを前に運べる推進力や、スペースを見つけて走りこんでいくインテリジェンスと走力は、中盤の底でプレーする際もアクセントとなっている。

 Jリーグでのパフォーマンスが川辺を日本代表へと導いたが、定着するためには競争が待ち受けている。ボランチのポジションにはブンデスリーガで評価を高める遠藤航がおり、川崎フロンターレの優勝に貢献した守田英正も移籍したポルトガルのサンタ・クララでレギュラーに定着している。川辺が日本代表で持ち味を発揮することはできるだろうか。


●積極果敢な攻撃参加! 川辺駿の持ち味が現れたゴールがこれだ!

【了】

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