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【写真:Getty Images】
三好康児(ロイヤル・アントワープFC/ベルギー)
生年月日:1997年3月26日(24歳)
2020/21リーグ戦成績:23試合出場/3得点1アシスト
日本代表通算成績:5試合出場/2得点0アシスト
クラブ事情により合流が遅れ、A代表として臨むはずだった先月28日のミャンマー代表戦には出場できなかった。U-24日本代表の2列目は久保や堂安律などタレント豊富で、世代別代表の常連であり続けてきた三好ですら安泰ではない。アピールのチャンスが1試合減ったかと思いきや、予想だにしない形でA代表相手の新たな1試合が生まれた。左足を駆使した多彩なチャンスメイクのクオリティや献身性を前面に押し出し、東京五輪の18人枠入りを勝ち取るきっかけをつかみたい。
【写真:Getty Images】
遠藤渓太(ウニオン・ベルリン/ドイツ)
生年月日:1997年11月22日(23歳)
2021リーグ戦成績:16試合出場/1得点0アシスト
日本代表通算成績:2試合出場/0得点0アシスト
昨年夏にドイツ・ブンデスリーガ1部のウニオン・ベルリン移籍後は度重なる負傷などの影響で代表招集のチャンスを逃していたが、東京五輪に向けたラストサバイバルの場に加わるチャンスを与えられた。「自分は追いかける立場」と自覚しているように現状は厳しいが、本命不在とも言える左ウィングで序列逆転の可能性は十分にある。一瞬のキレで目の前の相手を置き去りにするドリブルの仕掛けやゴール前に鋭く刺すようなクロス、守備におけるプレッシングの強度などをアピールし、ライバルたちにはない個性を打ち出していけるか。背水の陣だ。
【写真:Getty Images】
林大地(サガン鳥栖)
生年月日:1997年5月23日(24歳)
2021リーグ戦成績:18試合出場/4得点2アシスト
日本代表通算成績:未招集
世代別代表歴のない無名の存在だったが、2020年にサガン鳥栖でブレイクを果たし、今年3月にU-24日本代表初招集。いきなり見事な飛び出しからゴールも奪って存在感を誇示した。“ビースト”のあだ名にふさわしい激しくアグレッシブなプレーで前線をかきまわし、上田綺世が「真似できない」と評した力強いポストプレーでもチームに貢献する。東京五輪の出場枠は18人で、招集されるストライカーは多く見積もっても3人までだろう。生き残りに必要なのはチームを勝たせるゴールに他ならない。