久保建英はスタートから使わざるを得ない？

　ダブルボランチの一角は遠藤航か田中碧で悩むところだが、前者を推薦した。すでにA代表でも欠かせない存在となっている同選手の力は、当然のことながらU-24日本代表においても大きな武器となるだろう。ただもちろん、オーバーエイジ（OA）の遠藤はU-24ガーナ代表戦でも出番を得ることが濃厚。スタートから起用したとしても、長い時間プレーさせることはないだろう。

　ダブルボランチの一角は中山雄太。この世代のリーダーであり、様々なポジションを担えるため指揮官からの信頼も厚い選手だ。好不調の波があり、試合によってまったく輝けなくなる時があるのは事実だが、すでにA代表でも数試合をこなしている通り、経験値はある。OA遠藤ともスムーズにコミュニケーションを取れるはずだ。

　2列目は遠藤渓太、久保建英、三好康児の元横浜F・マリノストリオを推薦したい。とくに遠藤と三好は、森保監督を悩ませるほどのアピールに成功するかどうか注目したいところである。

　上記3人の中で、U-24日本代表チームにおいて主力を張っているのは久保。本当であれば今回はスタートからではなく、ピッチに立ったとしても途中からの形がU-24ガーナ代表戦に向けてという意味で好ましいが、トップ下を担える食野亮太郎が現地30日に試合を終えたばかりで、そこから移動の連続。コンディションをどこまで整えられるか不透明ということで、今回は久保のスタメン起用を推している。もちろん、A代表相手に猛威を振るうレフティーの姿は、ぜひ見てみたいものである。

　そして最前線に推すのは林大地だ。サガン鳥栖所属のFWは今年3月シリーズに初招集を受け、U-24アルゼンチン代表との第2戦目で魂のゴール。アピールに成功した。「ビースト」の積極的なアクションは、A代表の選手にとっても厄介なものとなることは確か。2戦連発に期待が懸かる。

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