吉田、冨安の鉄壁CBが不在で代わりは…
GKは権田修一だ。森保ジャパンでは正守護神争いを一歩リードしている存在で、セービングの安定性は抜群。今回の試合では吉田麻也や酒井宏樹のベテランが不在となるため、最終ラインを引き締めるリーダーシップもより求められるだろう。
酒井のいない右サイドバックは川崎フロンターレで好調を維持する山根視来。初招集となった3月シリーズでは持ち味の攻撃力を発揮し1得点を奪うなど、申し分ない活躍を見せた。Jリーグの試合を終え合流したばかりではあるが、やはり見ておきたい選手である。
吉田と冨安健洋のいないセンターバックには植田直通と昌子源の二人を推す。彼らは過去に鹿島アントラーズでCBコンビを組んでおり、コミュニケーション面などに大きな問題は生じないだろう。久々のコンビ結成を待ち望んでいるサポーターも決して少なくないはずだ。
とくに、昌子には期待したい。2019年6月以降、怪我の影響などで代表から遠ざかっていたが、2018年ロシアワールドカップで主力を張ったその経験値と実力は確かなものがある。久々の代表活動参加でアピールなるか注目だ。
そして左サイドバックには小川諒也を推す。初招集となった3月シリーズでは韓国代表戦で途中出場だったものの、モンゴル代表戦ではフル出場達成。積極的な攻撃参加から前線を活性化させた。ただ、今回はより守備面での貢献度に注目したいところ。SBとしては魅力的な高さを誇っており、長友佑都の後継者にもなり得る存在なだけに、やはり注目度は大きい。
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