【写真:Getty Images】
日本代表対U-24日本代表が3日に札幌ドームで行われる。。メンバーには久保建英や堂安律、冨安健洋といった選手が順当に名を連ねており、さらには浦和レッズで勢いに乗る18歳のGK鈴木彩艶も選出されている。また、今回の国際親善試合にはオーバーエイジ(OA)の選手も帯同。吉田麻也、遠藤航、酒井宏樹の3名が選ばれることになった。
【今シーズンのJリーグはDAZNで!
いつでもどこでも簡単視聴。1ヶ月無料お試し実施中】
そのOA枠に入った吉田、酒井、遠藤の3人だが、果たして今季はどのような活躍ぶりを見せているのだろうか。
最も充実したシーズンを送ったのはシュツットガルト所属の遠藤だろう。今や日本代表の要とも言える同選手は、ブンデスリーガ最終節こそ累積警告の影響で出られなくなってしまったが、ここまで33試合に出場。そのうち32試合でフル出場を果たしている。ゲームキャプテンを担うこともあったなど、チームには欠かせない存在となっていた。
ブンデスリーガ公式サイトによると、遠藤はリーグ33試合を消化した時点でデュエル勝利数が476回となっており、同リーグ首位に立っている。今季はあと1試合残っているが、2位につけるビーレフェルト所属のファビアン・クロスが442回、3位のダニエル・カリジューリが421回という数字なので、ほぼ2020/21シーズンの「デュエルキング」に遠藤が輝くことは間違いないだろう。
サンプドリアに所属する吉田もネガティブなシーズンを送ったわけではない。クラウディオ・ラニエリ監督の下でスタメン起用されることも多く、クラブの2018/19シーズン以来となるトップ10入りに貢献。1月に行われた第19節パルマ戦では嬉しいセリエA初ゴールもマークしている。なお、データサイト『Who Scored』の集計によると、吉田はセリエAにおいてここまでチーム2位となるインターセプト数を記録しているようだ(56回)。
その二人に比べると、酒井は今季やや苦戦したと言えるかもしれない。マルセイユではアンドレ・ビラス=ボアス監督の下でこそ不動のレギュラーとして活躍していたが、指揮官がホルヘ・サンパオリに代わると、ポル・リロラにチャンスが与えられ、酒井がベンチスタートを余儀なくされることが増えるように。最近では負傷離脱を強いられることもあったなど、継続的に好パフォーマンスを示せなくなっていた。現地では今季限りでマルセイユを退団するだろうとの噂も出ている。
と、所属クラブでの活躍ぶりにバラつきこそあるOAの3人だが、いずれも経験値は豊富で、若い選手に良い影響を与えられる存在であることは確かだ。東京五輪本番に向け、いよいよここからラストスパートをかけることになる。
▽OA3人の今季成績
遠藤航(シュツットガルト/ドイツ)
ブンデスリーガ:33試合出場/3得点2アシスト
DFBポカール:3試合出場/0得点0アシスト
吉田麻也(サンプドリア/イタリア)
セリエA:31試合出場/1得点2アシスト
コッパ・イタリア:2試合出場/0得点0アシスト
酒井宏樹(マルセイユ/フランス)
リーグ・アン:29試合出場/0得点1アシスト
チャンピオンズリーグ:6試合出場/0得点0アシスト
クープ・ドゥ・フランス:2試合出場/0得点0アシスト
トロフェ・デ・シャンピオン:1試合出場/0得点0アシスト
【了】