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世界最高の中盤は誰だ? サッカー選手セントラルMF能力値ランキング1位~5位。CBからFWの仕事までこなす超万能MFとは?(20/21シーズン版)

シリーズ:20/21能力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

1位:できないことがないバルセロナの万能MF

フレンキー・デ・ヨング 20/21サッカー選手能力値ランキング
【写真:Getty Images】



MF:フレンキー・デ・ヨング(オランダ代表/バルセロナ)
生年月日:1997年5月12日(23歳)
市場価格:6500万ユーロ(約78億円)
19/20リーグ戦成績:29試合出場/2得点2アシスト

 フレンキー・デ・ヨングはセントラルMFの1位に輝いた。アヤックスで育てられ、UEFAチャンピオンズリーグ躍進の立役者となった。バルセロナではオランダ代表でも師事したロナルド・クーマン監督から絶大な信頼を受け、チームの中心として活躍している。

 アヤックスの主力に定着したシーズンはセンターバックで起用されることが多かった。当時は細見だったが、180cmと上背もあり配球能力の高さは最終ラインで大いに生かされた。その後はアンカーとして名を上げ、バルセロナでは主にインサイドハーフでプレーしている。

 攻守において大きな穴がない。巧みなコース取りを見せる「ドリブル」には推進力があり、ボールを扱う「テクニック」も秀でている。相手のウィークポイントを的確に突くフリーランニングの質は、アヤックスで培われたものだろう。大一番でも実力を発揮できる「メンタル」の強さを、若くして持ち合わせている。

 クーマン監督はデ・ヨングの万能性を最大限に活用している。セルヒオ・ブスケツが不在の際はデ・ヨングをアンカーに回し、センターバックに負傷者が相次いだときは最終ラインにデ・ヨングを起用した。インサイドハーフを務める際は、フォワードのようにボックス内に飛び込むプレーがバルセロナの得点源となっている。最終ラインからアタッカーの仕事までこなす。デ・ヨングにできないことなんて存在しないのかもしれない。

【了】

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