【写真:Getty Images】
横浜F・マリノスのアンジェ・ポステコグルー監督は、スコットランドの名門セルティックに“電撃移籍”する可能性が英国メディアで引き続き報じられ続けている。しかし、同監督が欧州で指揮を執るために必要なライセンスを保持していないのではないかという点も“不安要素”として指摘されている。
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来季に向けた新監督を探しているセルティックが28日にエディー・ハウ氏との交渉失敗を発表したあと、新たな有力候補としてポステコグルー監督が浮上。現地メディアでは就任が確実視され、30日に行われた清水エスパルス戦が横浜FMでの“ラストマッチ”になったという見方も伝えられている。
ポステコグルー監督本人は、清水との試合後に「私の将来についての憶測が出ていることは知っている」とコメント。だが具体的な去就の見通しについて明言は避け、「マリノスでの仕事に集中している」「今言えることは何もない」と述べている。
英メディアでは、セルティックとポステコグルー監督の間ではすでに契約交渉が完了し、横浜FMとの退団交渉のみが最後のハードルであるとも伝えられる。だが英紙『タイムズ』などは、同監督のライセンスに関する不安にも言及している。
欧州サッカー連盟(UEFA)では、欧州各国のトップリーグで指揮を執る資格として、Aライセンス・Bライセンスの取得に加え、UEFAプロライセンス取得コースの受講を開始していることを要求している。ポステコグルー監督は欧州ではギリシャ3部クラブを短期間率いた経験しかなく、現時点でライセンス面での条件を満たしてはいないとみられている。
だが必ずしも就任時にプロライセンス取得を完了している必要はなく、セルティックの宿敵であるレンジャーズのスティーブン・ジェラード監督も就任後の取得だった。またいずれにしても、セルティックが実際に交渉を行っているのであればライセンスの状況も当然把握していると考えられる。突然の移籍騒動は、どのような結末を迎えることになるのだろうか。
【了】