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ポーランド代表経験豊富な最終ラインの大黒柱カミル・グリク【写真:Getty Images】
ティモテウシュ・プハチ
生年月日:1999年1月23日(22歳)
所属クラブ:レフ・ポズナン
20/21リーグ戦成績:27試合出場/1得点2アシスト
代表通算成績:0試合出場/0得点0アシスト
ポーランドリーグ7回の優勝を誇るレフ・ポズナンで主力を張った22歳の若きサイドバックが、EURO2020で代表初招集を果たすことに。本人は「子供の頃の夢が叶った特別な瞬間」とパウロ・ソウザ監督から名前を呼ばれた時を振り返っている。また、アグレッシブなプレーが売りのDFは来季よりウニオン・ベルリンでプレーすることが確定した。
カミル・ピョンツコフスキ
生年月日:2000年6月21日(20歳)
所属クラブ:ラコフ・チェンストホヴァ
20/21リーグ戦成績:27試合出場/2得点3アシスト
代表通算成績:1試合出場/0得点0アシスト
今シーズン、ポーランドカップ初優勝を果たしたラコフ・チェンストホヴァで活躍した若きセンターバック。今年3月に代表初招集を受けデビューを飾ったばかりだったが、その勢いのままにEURO本大会メンバーにも名を連ねることになった。なお、今冬の時点で多くのクラブから注目を浴びていたようだが、若手育成に定評のあるザルツブルクに来季より在籍することが決まった。
トマシュ・ケジオラ
生年月日:1994年6月11日(26歳)
所属クラブ:ディナモ・キエフ(ウクライナ)
20/21リーグ戦成績:25試合出場/1得点2アシスト
代表通算成績:21試合出場/0得点2アシスト
3月のワールドカップ予選では未招集だったが、EURO本大会メンバーに無事選出された。攻守にバランスの取れたサイドバックで、左右両サイド、そしてセンターバックも務める万能性が魅力だ。代表初招集は6年前のことだが、今までワールドカップやEUROに出場したことがない。そのため今回が初の大舞台挑戦に。本人は「最高のレベルでプレーする準備ができている」と意気込む。
マチェイ・リブス
生年月日:1989年8月19日(31歳)
所属クラブ:ロコモティフ・モスクワ(ロシア)
20/21リーグ戦成績:26試合出場/1得点1アシスト
代表通算成績:61試合出場/2得点13アシスト
2009年の初招集以降、長く白と赤のユニフォームを身につけてきたベテランDF。身長173cmと上背はないものの、スピードと足元の技術に長けており、正確なクロスや強烈なシュートを放って存在感を示すことを可能としている。前回のEUROは怪我の影響で無念の欠場。その悔しさを今大会で晴らし、母国をより高みへと導くことができるだろうか。
パベル・ダビドビチ
生年月日:1995年5月20日(26歳)
所属クラブ:エラス・ヴェローナ(イタリア)
20/21リーグ戦成績:30試合出場/0得点0アシスト
代表通算成績:2試合出場/0得点0アシスト
見た目がオーレ・グンナー・スールシャールに似ているセンターバックは、2016年の招集以降しばらく代表から離れていたが、エラス・ヴェローナでプレータイムを確保したことで今年3月のワールドカップ予選で復帰。セリエA最終節ナポリ戦で負傷交代したが大事には至らず、EURO本大会メンバーにも生き残った。身長189cmと大柄でCBだけでなくボランチも高質に務められる点が魅力だ。
カミル・グリク
生年月日:1988年2月3日(33歳)
所属クラブ:ベネベント(イタリア)
20/21リーグ戦成績:36試合出場/2得点1アシスト
代表通算成績:82試合出場/6得点1アシスト
ポーランド代表キャップ数「82」を誇り、2018年ロシアワールドカップにも出場した最終ラインの大黒柱。スピード不足は否めないが、身長190cm・体重80kgという十分な体格を誇っており、そこから繰り出されるパワーで相手FWを確実に無力化する。年齢的にもこれが自身最後のEUROとなる可能性が高いが、果たしてどういった結果を残すだろうか。
バルトシュ・ベレシュインスキ
生年月日:1992年7月12日(28歳)
所属クラブ:サンプドリア(イタリア)
20/21リーグ戦成績:31試合出場/1得点0アシスト
代表通算成績:31試合出場/0得点3アシスト
日本代表DF吉田麻也も所属するサンプドリアで右サイドのファーストチョイスを担う28歳。他の選手と比べ派手さはないが、90分間働き続けることを可能とする運動量が備わっており、簡単には穴を開けない堅実な守備対応も光る。ちなみに母国でデビューした当初は攻撃的な選手であり、ウイングはもちろんのことセンターフォワードでプレーしていたこともあった。
ミハウ・ヘリク
生年月日:1995年9月9日(25歳)
所属クラブ:バーンズリー(イングランド)
20/21リーグ戦成績:43試合出場/5得点2アシスト
代表通算成績:2試合出場/0得点0アシスト
2020/21シーズンよりイングランド2部バーンズリーでプレーする25歳のセンターバック。チャンピオンシップデビュー戦で一発レッドを貰うなど新天地でのスタートは最悪だったが、その後は立て直し、最終的にクラブの年間最優秀選手に選ばれている。そうした活躍もあり、今年3月に代表デビューを果たしたばかりの男はEURO本大会行きを確保。もちろん、大舞台での出番も狙う。
ヤン・ベドナレク
生年月日:1996年4月12日(25歳)
所属クラブ:サウサンプトン(イングランド)
20/21リーグ戦成績:36試合出場/1得点1アシスト
代表通算成績:29試合出場/1得点0アシスト
ラルフ・ハーゼンヒュットル監督率いるサウサンプトンで最終ラインの柱となっている25歳。身長189cmと大柄ながら機動力に長けており、攻撃の起点になることができる展開力も持ち合わせている。今大会でも主力として起用されるのはほぼ確実だろう。ちなみに、ポーランド代表での記念すべき初ゴールは2018年ロシアワールドカップの日本代表戦で決めたものである。