【写真:Getty Images】
UEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝のマンチェスター・シティ対チェルシー戦が現地時間29日に行われ、1-0の勝利を収めたチェルシーが優勝を飾った。マン・オブ・ザ・マッチに選ばれる活躍で勝利に貢献したチェルシーのフランス代表MFエンゴロ・カンテに対しては、今年のバロンドール候補に推す声も上がっている。
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トーマス・トゥヘル監督の就任後に復調したチェルシーを中盤で支え続けてきた仕事人は決勝でもその力を発揮。デュエルやボール奪取、正確なパスなどで存在感を見せ、チェルシーに9年ぶりの欧州制覇をもたらす立役者の一人となった。
決勝だけでなく今季を通してカンテが見せてきたパフォーマンスに対しては、バロンドール受賞にふさわしいという声もある。元チェルシーのMFラミレスは決勝に先立ち、「守備的MFの受賞は難しいが彼には資格がある」とコメント。試合後にはチームメートのGKウィリー・カバジェロもカンテをバロンドールに推薦している。
シティ戦後には、カンテ自身に対してもバロンドール候補と言われることについてメディアが質問。「いや、今はCL優勝を喜んでいるだけだよ。もうすぐユーロもあるし、フランス代表でもまた優勝したいね」とカンテは返答し、チーム第一の姿勢を改めて強調している。
新型コロナウイルスの影響により昨年の選出が中止されたバロンドール。2年ぶりの今年度は混戦となりそうだ。各国リーグでは“常連”のリオネル・メッシやクリスティアーノ・ロナウドのほか、ロベルト・レバンドフスキ、キリアン・ムバッペなどが個人として突出したパフォーマンスを見せたが、レバンドフスキのバイエルン・ミュンヘンがブンデスリーガを制したのを除けば各選手ともリーグやCLのタイトルには手が届かなかった。
シティのプレミアリーグ制覇に貢献したケビン・デ・ブルイネがCL決勝でも決定的な働きをすれば有力候補になるという見方もあったが、優勝はならず。夏に開催されるEURO2020での各選手のパフォーマンスがバロンドールの行方を左右することになるかもしれない。
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