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”無職”から7年…CL優勝の守護神に!加入1年目で大活躍。チェルシー守護神の凄い記録とは?【欧州CL】

text by 編集部 photo by Getty Images

エドゥアール・メンディ
【写真:Getty Images】



【マンチェスター・シティ 0-1 チェルシー チャンピオンズリーグ決勝】

 UEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝、マンチェスター・シティ対チェルシーが現地時間29日にポルトガルのエスタディオ・ド・ドラゴンで行われた。チェルシーが1-0の勝利を収め、2011/12シーズン以来となる9年ぶり2度目のCL制覇を果たした。

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 チアゴ・シウバが負傷交代というアクシデントに見舞われたが、カイ・ハフェルツのゴールでチェルシーが先制に成功。シティの終盤の猛攻をしのいだチェルシーが1-0の勝利を収めた。攻め込まれる場面が多かったチェルシーだが、セサル・アスピリクエタを中心に守り抜く。エドゥアール・メンディもDF陣の一員として、クリーンシートでの勝利に貢献した。

 抜群の守備力を誇るチェルシーDF陣の今季の働きは際立った。メンディも最後の砦としてゴールマウスを守り、今季のチェルシーを幾度となく救ってきた。チェルシーに加入して1年目だったが、メンディは加入直後から活躍。デビュー戦のEFLカップは1失点を喫するも、その後は6試合連続のクリーンシートを達成した。

 期待に応えるかのように活躍するメンディは、今季プレミアリーグで出場した31試合のうち、16試合でクリーンシートを達成。さらにCLにおいては、12試合中9試合でクリーンシートを達成した。データサイト『Opta』によると、加入1年目のGKが1シーズンに達成したクリーンシートの数において、メンディの9回はCL史上最多になるという。アスピリクエタやシウバ、アントニオ・リュディガーなどの守備陣の働きも大きかったが、メンディがチェルシーにもたらした効果は抜群だったに違いない。

 そんなメンディのキャリアは順風満帆というわけではなかった。2011年に当時3部のシェルブールでプロデビューを果たすも、2014年夏に契約解除となった。そこから1年間は「無職」の状態が続いていた。その後、2015年にマルセイユに加入。2016年に加入したスタッド・ランスでその才能が開花させると、スタッド・レンヌをCL出場に導く活躍を見せる。そして昨年9月にチェルシーへステップアップとなった。約7年前に無職になった男が、今ではチェルシーのCL優勝を支えた守護神にまで成長した。

 サッカー選手としてのキャリアを諦めず、前を向き続けた結果がCLという最高の舞台で活躍することに繋がった。今後もチェルシーを支える働きを見せてくれるだろう。今後はどんなキャリアを歩んでいくのか注目だ。

【了】

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