【写真:Getty Images】
【マンチェスター・シティ 0-1 チェルシー チャンピオンズリーグ決勝】
UEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝、マンチェスター・シティ対チェルシーが現地時間29日にポルトガルのエスタディオ・ド・ドラゴンで行われた。チェルシーが1-0の勝利を収め、2011/12シーズン以来となる9年ぶり2度目のCL制覇を果たした。
【今シーズンのチェルシーはDAZNで!
いつでもどこでも簡単視聴。1ヶ月無料お試し実施中】
39分にチアゴ・シウバが負傷交代するというアクシデントに見舞われたチェルシーだったが、その直後に先制に成功する。メイソン・マウントがカイ・ハフェルツに絶妙なスルーパスを供給。ハフェルツはGKエデルソンをかわし、ゴールに流し込んでネットを揺らした。
その後、初優勝を目指すシティの猛攻をしのいだチェルシーが1-0の勝利。チェルシーの2度目のCL優勝が決まった。スルーパスを出したマウント、ゴールを決めたハフェルツももちろん圧巻だった。しかし、この試合の影の勝利の立役者はエンゴロ・カンテだろう。
データサイト『WhoScored』によると、ハフェルツが8.27の評価でマン・オブ・ザ・マッチ(MOM)を獲得。カンテは7.69で3位の評価だった。チェルシーの”ボールハンター”カンテはこの試合で2位タイとなる3回のタックルを成功させた。インターセプト2回、空中戦の勝利数は4回でいずれも最高回数を記録。守備でチェルシーの勝利に大きく貢献した。
カンテの貢献度はそれだけではない。決定機演出のキーパスは1回だったが、パス成功率は85.3%と高い数値を示している。これはフル出場したチェルシー選手の中で最高の数値だ。カンテの今季CLのデータを見ても、13試合で平均1.2回のインターセプトを記録。今季プレミアリーグにおいては、30試合に出場し平均タックル数2.6回、同インターセプトは2回を記録。コンスタントに試合に出て、これだけの数値を残せるのは凄いことだ。
CL決勝どころか、1シーズンを通してチームに貢献した。ゴール数やアシスト数など目に見える分かりやすい結果ではなく、カンテは影でチェルシーを支えた。影の勝利の立役者と言っていいだろう。
【了】