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【写真:Getty Images】
カイル・ウォーカー(イングランド代表/背番号2)
生年月日:1990年5月28日(31歳)
20/21リーグ戦成績:24試合1得点1アシスト
今大会成績:10試合0得点0アシスト
カイル・ウォーカーは決勝の前日に誕生日を迎え、31歳となった。今季はジョアン・カンセロの台頭もあり、プレミアリーグでの出場はマンチェスター・シティ加入以来最低の24試合に留まった。それでも、持ち前の身体能力とクレバーなプレーは健在で、攻守に渡って重要な存在であることは言うまでもない。
カンセロは18日のブライトン戦の試合序盤に退場処分を受け、23日のプレミアリーグ最終節で出場停止となってしまった。ウォーカーは足首を痛めてブライトン戦を欠場したが、最終節で復帰。サイドバックの域に留まらないカンセロのセンスはシティの攻撃に多様性をもたらすが、一発勝負の大舞台ではウォーカーの方が適任だろう。
【写真:Getty Images】
ジョン・ストーンズ(イングランド代表/背番号5)
生年月日:1994年5月28日(27歳)
20/21リーグ戦成績:22試合4得点0アシスト
今大会成績:10試合0得点0アシスト
昨季はウィークポイントとされていたセンターバックが、今季は対照的に強みとなった。新加入のルベン・ディアスとともに、ジョン・ストーンズは守備の要に。ここ数シーズンは怪我の影響もあって低調なパフォーマンスが続いていたが、見事に復活を遂げている。
安定したキックの技術で、シティの攻撃の起点となる。圧倒的な空中戦の強さはセットプレーでも武器となり、今季のプレミアリーグでは4得点を挙げた。UEFAチャンピオンズリーグではここまで無得点だが、ストーンズのヘディングが決勝点となる可能性は十分にあるだろう。
【写真:Getty Images】
ルベン・ディアス(ポルトガル代表/背番号3)
生年月日:1997年5月14日(24歳)
20/21リーグ戦成績:32試合1得点0アシスト
今大会成績:10試合0得点0アシスト
今季加入したルベン・ディアスがDFラインを統率するまでに、時間は必要としなかった。今季のマンチェスター・シティはプレミアリーグで32失点を喫しているが、ディアスがプレーした32試合では21失点しか許していない。ディアスの存在が、シティの堅い守備を支えていた。
過酷な日程を怪我なく戦い抜いたのは、ピッチ内外での徹底した自己管理の賜物だ。24歳のディアスはチームの中では年少者の1人だが、ピッチ内ではリーダーシップを発揮している。ペップ・グアルディオラ監督はディアスを「外せない選手」と評し、「彼は良いプレーをするただの選手ではなく、他の選手に良いプレーをさせる」と、周囲への影響力を語っている。
【写真:Getty Images】
オレクサンドル・ジンチェンコ(ウクライナ代表/背番号11)
生年月日:1996年12月15日(24歳)
20/21リーグ戦成績:20試合0得点0アシスト
今大会成績:8試合0得点1アシスト
オレクサンドル・ジンチェンコは前半戦こそ怪我に苦しんだが、その後は巻き返して出場機会を掴んだ。カンセロやバンジャマン・メンディも控えているが、ジンチェンコが左サイドバックを務める可能性が高いだろう。
サイドに厚みを加えるだけでなく、インサイドに絞ってパスワークに絡む芸当はジンチェンコだからできるプレーだ。陽気な性格は大舞台でプラスに働くかもしれない。時折見せる守備での軽い対応がないことを願うばかり。攻撃面で見せるクオリティの高さは捨てがたい。