【写真:Getty Images】
レアル・マドリードを率いるジネディーヌ・ジダン監督が今季限りで退任することになりそうだ。『マルカ』などの複数のスペインメディアが現地時間26日に伝えている。
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ジダン監督は2016年にマドリーの監督に就任すると、同クラブを史上初となるUEFAチャンピオンズリーグ(CL)3連覇に導くなど複数のタイトルを獲得してきた。2017/18シーズンをもって退任となるが、2018年に復帰が決定。昨季は新型コロナウイルスの影響で中断するなど予想しない事態が起きたが、チームをラ・リーガ制覇に導いた。
しかし、今季のマドリーはコパ・デル・レイ(国王杯)ベスト32で敗退。スーペルコパ・デ・エスパーニャ(スペインスーパーカップ)は準決勝敗退、CLはチェルシーに敗れ準決勝敗退となった。最後の望みとなったラ・リーガはアトレティコ・マドリードとの熾烈な優勝争いに敗れ、タイトル獲得を逃した。11年ぶりの無冠に終わったマドリーでは、ジダン監督の退任が決定的となっているようだ。
後任候補に挙がっているのは3人。まず、最有力と言われているのがマッシミリアーノ・アッレグリ氏だ。2014年からユベントスを指揮し、アントニオ・コンテ監督時代から続く連覇を継続させ、チームをセリエA9連覇に導いた。しかし、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)では結果を残せず、2019年に退任となった。就任となれば、初めてイタリア国外で指揮を執ることになるが、その手腕は申し分ない。すでにマドリーが接触したとの報道もある。
次に有力とされているのが、インテルを今季のセリエAで優勝に導いたアントニオ・コンテ監督。11年ぶりのスクデット獲得に導いたコンテ監督だが、インテルが26日に同監督との契約解除を電撃発表。トッテナムなどの監督就任の噂もあるが、マドリー監督就任の可能性も噂されている。コンテ監督は2016年~2018年にチェルシーの監督を務めており、就任すればイタリア国外は2回目となるが、スペイン国内は初の指揮となる。
そして、3人目がマドリー・カスティージャ(Bチーム)のラウル・ゴンサレス監督だ。以前からトップチーム監督就任が噂れていた。現在もカスティージャで監督を務め育成年代への指導に定評がある。ラウル監督がトップチームを指揮する可能性は考えられるが、アッレグリ氏とコンテ監督の招聘に失敗した時のオプションとして考えられているという。可能性は3人の中では低いようだ。
ジダン監督が退任となった場合、11年ぶりの無冠に終わった”白い巨人”を再建すべく迎えられる指揮官は誰になるのだろうか。
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