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酒井宏樹、マルセイユ退団に悔いなし「ベストなタイミング」。浦和レッズ移籍の噂も

text by 編集部 photo by Getty Images

酒井宏樹
【写真:Getty Images】


 日本代表は28日に予定されている2022年カタールワールドカップ・アジア2次予選のミャンマー代表戦に向けて合宿を行っている。

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 26日のオンライン取材に登場したDF酒井宏樹は、今季限りでフランス1部の強豪マルセイユを退団したばかり。一部報道ではJリーグの浦和レッズなどが獲得に動いていると伝えられている。

 マルセイユには5シーズン在籍し、ファン・サポーターからも愛された。酒井はクラブとの契約を1年残していたが、このタイミングでの退団を選んだ。本人は「本当に素晴らしい5年間でしたし、自分にとってすごく大事な場所なので、すべてを含めて今回がベストなタイミングだと思って自分の中で決断しました」と明かす。

 そして「まったく悔いもないですし、すべて捧げてきた。これからこの移籍が自分にとって正しいものだったというのは自分自身しか証明できないと思うので、これまで以上に頑張って結果を残し続けたい」と、次なる挑戦への決意も語った。

 日本代表として戦い続けるにあたって、欧州のハイレベルな環境に身を置いておく方がよいのではないか。そう考えがちだが、酒井は退団発表と同時に「マルセイユが僕にとって最後の欧州クラブになることを決めていた」とコメントしており、欧州を離れることは決まっている。ゆえにJリーグ復帰の噂も持ち上がっているのだ。

 酒井自身の「すべてを含めて今回がベストなタイミング」という言葉の「すべて」に何が含まれているのかも気になるが、彼はあくまでマルセイユ退団が「単純に自分の意思」であることを強調するにとどめ、「いろいろなことがあるので、ここで何か1つということはあまりない」と新たな挑戦に踏み出す理由を詳しくは語らなかった。

「家族とか、そういうのは全く関係ないです。家族はマルセイユの地を全力で愛してくれましたし、常に僕をサポートしてくれていたし、子どもたちも楽しんでくれていました。僕が自分の意思で決めたことですし、これまでの移籍も全部自分の意思で、『これが絶対に自分に合っている』と信じて決めてきたので、これは間違っていない選択だと思っています」

 果たしてJリーグ復帰、そして浦和加入は実現するのだろうか。今年4月に31歳となり、東京五輪にオーバーエイジ選手として出場することも濃厚になった日本代表の絶対的右サイドバックの新天地選びに注目が集まっている。

(取材・文:舩木渉)

【了】

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