【写真:Getty Images】
フランス・リーグアン最終節となる第38節のブレスト対パリ・サンジェルマン(PSG)戦が現地時間24日に行われ、アウェイのPSGが2-0で勝利を収めた。この試合で、FWネイマールのPK失敗を誘発したブレストGKの奇策に注目が集まっている。
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PSGは逆転優勝が、ブレストは1部残留が懸かる重要な一戦。前半19分にはアンヘル・ディ・マリアがエリア内へドリブルを仕掛けて倒され、PKを獲得したPSGが絶好の先制チャンスを迎えた。
キッカーを務めるネイマールに対し、ゴールを守るのは24歳のGKゴーティエ・ラルソンヌル。ここでラルソンヌルは、キッカー側から見て大きく左寄りにポジションを取り、右側のコースを空けるという奇策に出た。
壁がゴールの片側をカバーすることもあるFKとは異なり、PKを守るGKはゴール中央に位置するのが当然のセオリー。通常でさえゴール隅を狙われてしまえばセーブするのは容易ではなく、片側を空けたところに蹴り込まれればセーブはほぼ不可能となる。
それでもあえて偏ったポジション取りをしたラルソンヌルと、助走に入ったネイマールは、お互い細かな動きでタイミングを図って駆け引きを繰り広げる。最後は誘いに乗ったネイマールが大きく空いた右側のコースを狙ったが、“狙いすぎた”のかシュートを右ポストの外側へと外してしまった。
試合自体はその後2点を奪ったPSGが勝利を収めたが、首位リールも勝利を収めたため逆転優勝ならず。ブレストは敗れながらも他の結果により残留が決まった。さらにラルソンヌルにとっては、ネイマールとの個人的な勝負にも見事勝利した形となった。
【了】