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橋本拳人、ロシア1年目は「濃いシーズンだった」。新ポジションでの成長に手応え

text by 編集部 photo by Getty Images

橋本拳人
【写真:Getty Images】

 日本代表は、今月下旬に行われるFIFAワールドカップカタール2022・アジア2次予選兼AFCアジアカップ中国2023予選のミャンマー代表戦に向けた合宿を24日より開始した。MF橋本拳人が代表での活動に向けた意気込みや、ロシアで過ごしたシーズンについて語った。

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 昨年夏にFC東京からロシアのロストフへ移籍した橋本は得点力が大きく開花。シーズン途中の負傷離脱がありながらもチーム最多タイ、自身にとってもキャリアハイとなる6得点を挙げてシーズンを終えた。

「濃いシーズンだったと率直に思いますし、いいことも悪いこともありましたけど、総合して充実した1年間だったかなと思います」と橋本は振り返る。「ゴールを6点取れたことは自分にとって自信になりましたし、新しいポジションで今季1年間チャレンジして、すごく成長できたと感じています」と欧州での初めての1年について語っている。

 ポジションも戦い方も、日本でボランチとしてプレーしていた頃とは「正直、180度変わった」と感じているという。ロストフでは4-3-3のインサイドハーフとして、「前に入って行けと常々言われていますし、ゴール前に入っていける回数が得点を取れた要因だと思っています」と橋本。一方で守備面でも、構えて待つのではなく「ディフェンスのスイッチ役」としてプレスをかけに行く役割になったと説明している。

 日本代表での戦い方はまた異なる部分もあるが、「自分の良さでもあるボールを奪って、前線にいいパスを入れてチャンスを作れる、そして自分も機を見て中に入っていくところを多く出したいと思います。基本的には自分の強みでもある、しっかり戦って走ってチームのためにプレーすることを90分間出し続けなければいけないと思います」と意気込みを示した。

 日本代表のボランチ候補としては遠藤航がドイツで“デュエル王”となり、橋本が負傷で不在だった3月には守田英正や稲垣祥も存在感を見せた。「(遠藤は)すごく結果を残していて、単純にすごいなと思います。負けていられないところも見せていきたいですし、デュエルは自分の強みでもあるので、練習からしっかり出していけるように頑張りたいと思います」と橋本はポジション争いに意欲を見せている。)

【了】

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