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世界最高の左サイドバックは誰だ? サッカー選手能力値ランキング16位~20位。SNSでも大活躍する“陽キャ”なスピードスターとは?(20/21シーズン版)

シリーズ:20/21能力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

17位:一時ホームシックになるも現在は…

レナン・ロディ
【写真:Getty Images】

DF:レナン・ロディ(ブラジル代表/アトレティコ・マドリード)
生年月日:1998年4月8日(23歳)
市場価格:3000万ユーロ(約36億円)
19/20リーグ戦成績:32試合出場/1得点2アシスト

 アトレティコ・パラナエンセからアトレティコ・マドリードに加入した当初、レナン・ロディはホームシックになってしまったという。しかし、ディエゴ・シメオネ監督のサポートなどによりそれを払拭すると、チャンピオンズリーグ(CL)といった大舞台でも大活躍を見せるように。そして、当初あまり知られた存在ではなかった男は現在、アトレティコの貴重な戦力として数えられている。

 フィリペ・ルイスの後継者としてアトレティコに迎え入れられたロディだが、プレースタイルは同胞の先輩と大きく異なる。F・ルイスは冷静な「パス」で味方を使いながら攻撃を組み立てられたが、ロディはより攻撃的で、非凡な「スピード」を駆使した迫力あるオーバーラップから味方の「パス」を引き出せるタイプだ。現役の同じブラジル人選手でいうと、若き頃のアレックス・サンドロに近いだろうか。

 南米出身選手らしく足元の「テクニック」も備わっており、力強い「ドリブル」でサイドを活性化することが可能。キック精度の高さも魅力的で、数こそ決して多くないがミドルシュートもなかなかいいものを持っている。現在23歳だが、攻撃的SBとしての完成度はおおむね十分と言えるだろう。

 ただ、堅守が自慢のアトレティコというチームにこそ在籍しているが、ロディ自身の「守備力」が高いとは言えない。ポジショニング、判断力、1対1の対応など改善すべき点は多く、軽いプレーでサポーターを不安にさせてしまうことが珍しくないのだ。今後、欧州トップレベルで生き残るためにも、やはりディフェンス力の向上はマストと言える。

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