【写真:Getty Images】
アルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロは、現地時間23日に行われる今季プレミアリーグ最終節のエバートン戦がマンチェスター・シティでのラストマッチとなる。10年間に及んだ在籍期間の中でも最高の瞬間のひとつが、加入1年目にシティのプレミアリーグ優勝を決定づけた劇的決勝ゴールだ。
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2011/12シーズン、接戦の優勝争いを繰り広げたシティとマンチェスター・ユナイテッドは勝ち点で並んで最終節を迎える。得失点差で8ポイント上回るシティは最終節に勝利すればほぼ優勝は間違いないが、勝ち点を落とせば逆転される可能性は高かった。
シティと対戦したQPRもプレミアリーグ残留の懸かる状況で奮闘を見せる。シティに先制を許し、退場者を出しながらも逆転に成功。QPRに1点リードを許したまま後半アディショナルタイムを迎えたシティは、ユナイテッドが1点をリードしていたこともあり、悲願の優勝が絶望的になったかと思われた。
だがここから、プレミアリーグ史上に残る奇跡の大逆転劇が実現する。92分にCKからエディン・ジェコのゴールでシティが同点に追いつくと、その2分後にはマリオ・バロテッリからのパスをエリア右で受けたアグエロがDFをかわして起死回生の逆転ゴールを叩き込んだ。
過去10年間のプレミアリーグで最も成功を収めてきたクラブといえるシティだが、その一歩目となったのが44年ぶりのリーグ制覇となるこの年の優勝。アグエロはシティでの最終戦に向けた英『スカイ・スポーツ』のインタビューでも、改めて「人生で最も重要なゴール」とその瞬間を振り返っている。