【写真:Getty Images】
【ドルトムント 3-1 レバークーゼン ブンデスリーガ第34節】
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ブンデスリーガ第34節、ドルトムント対レバークーゼンが現地時間22日にシグナル・イドゥナ・パルクで行われた。この試合の主人公となったのは、やはり怪物アーリング・ブラウト・ハーランドだった。
今や世界を代表するストライカーとなったノルウェー代表FWは5分、ペナルティーエリア内でレイニエルのスルーパスを引き出すと、最後は左足でグラウンダーのシュートを放つ。これがゴール右隅に突き刺さり、ドルトムントに先制点をもたらした。
その後マルコ・ロイスにも得点が生まれ2-0で迎えた83分、ハーランドは敵陣深くで相手のパスミスを拾うと、そのままボックス内に侵入し、飛び出してきたGKルーカス・フラデツキーをひらりと交わす。そして最後は、冷静に左足でゴールネットを揺らした。ドルトムントはその5分後にラース・ベンダーにPKを沈められた(今季限りで引退するベンダーに敬意を示し、GKロマン・ビュルキは動かなかった)が、3-1と勝利しシーズンを締めくくることに成功している。
白星獲得の立役者となったハーランドは、データサイト『Sofa Score』内でMOMに選出されている。シュート数は計3本でそのうち2つをゴール。ドリブル成功数3回はジェイドン・サンチョと並んでチームトップタイとなっており、この日のデュエル勝率は100%というデータも出ている。
レバークーゼン戦で2点を追加したハーランドは、今季リーグ戦を28試合出場27得点8アシストという成績で終えることに。得点ランキングではロベルト・レバンドフスキ(41得点)、アンドレ・シウバ(28得点)に次ぐ3位につけることになった。
また、データサイト『Opta』によると、ハーランドは今季リーグ戦で1試合2得点以上を叩き出したことが11回あったようだが、これはブンデスリーガ歴代で見ると1971/72シーズンのゲルト・ミュラー氏(12回)に次ぐ数字となっている。なお、レバンドフスキは2016/17シーズンに同11回という記録を出しているが、41得点を挙げた今季は1試合2得点以上が10回となっていたようだ。
ブンデスリーガ得点王は異常な数字を残したレバンドフスキに譲ったが、チャンピオンズリーグ(CL)得点王の座をほぼ確実なものとしているハーランド。すでに世界を震撼させている20歳は、来季以降もゴールネットを揺らし続け、サッカー界を大いに盛り上げてくれることだろう。
なおハーランドは試合後、このドルトムント対レバークーゼンが年齢制限のためラストゲームとなるマヌエル・グレーフェ主審に敬意を表し、ユニフォームを交換。17年間ブンデスリーガで笛を吹き続けた同主審らと笑顔で写真を撮る姿が印象的だった。
【動画】ハーランドがまたも大活躍! 圧巻の2ゴールがこれだ!参照元:YouTube
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