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日本代表 4年前

サッカー日本代表、最新招集メンバー全紹介(DF編)。所属クラブでの現状とパフォーマンスも総チェック

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

サイドバック(2)

長友佑都
【写真:Getty Images】

長友佑都(ながとも・ゆうと)
所属クラブ:マルセイユ(フランス)
20/21リーグ戦成績:24試合出場/0得点1アシスト
代表通算成績:123試合出場/4得点26アシスト

 日本史上最高の左サイドバックと言っていいだろう。2008年の代表デビュー以降ずっと左サイドのレギュラーとして活躍し、ワールドカップやアジアカップといった舞台も多く経験。これまで積み上げた代表キャップ数は「123」となっており、遠藤保仁(160試合)に次ぐ歴代2位につける。この功績が色褪せることは決してない。

 ただ、そんな長友佑都も現在34歳。当たり前のことだが全盛期ほどの輝きを見せることはできなくなっており、前回招集時にはパナマ代表戦で低調なパフォーマンスを披露してしまった。これまでは間違いなく絶対的な存在だったが、その地位はさすがに揺らいできていると言わざるを得ない。

 しかしながら、新たに左SBに定着できると確信を与えるような存在が未だ出てきていないのも事実で、ここは日本代表における課題となっている。今回も6月シリーズのメンバー含め多くの左SBをメインポジションとする選手が招集されているが、果たして長友の後継者に名乗りを挙げる人物が現れるのか。それとも、ベテラン長友が意地を見せるのか。今回の代表戦の注目ポイントでもあるだろう。

中山雄太
【写真:Getty Images】

中山雄太(なかやま・ゆうた)
所属クラブ:ズウォレ(オランダ)
20/21リーグ戦成績:32試合出場/2得点1アシスト
代表通算成績:5試合出場/0得点0アシスト

 U-24日本代表のキャプテンを務めており、森保一監督からの信頼は厚い。ここ最近は世代別代表だけでなくA代表にも継続して名を連ねるようになっており、昨年10月と11月にヨーロッパで行われた国際親善試合では計4試合中3試合でフルタイム出場を果たしている。

 2019年より所属するズウォレでもレギュラーに定着しており、今季はリーグ戦32試合に出場。同クラブではボランチ、センターバック、サイドバックと試合ごとに異なるポジションで使われていたが、このユーティリティー性こそレフティーの大きな魅力であり、4バックと3バックを併用する森保監督から評価されている理由でもある。一方で好不調の波がやや激しい点は否めず、試合によってはまったく存在感を発揮できないことも。継続性は高めていきたい。

 U-24日本代表では主に中央で起用されているが、A代表ではSBでの出番が多い。前回の欧州遠征時には同ポジションで非凡な出来を見せるなど、長友佑都の後継者に現状一番近い存在と言えるかもしれない。6月はU-24日本代表に合流するが、ミャンマー代表戦で出番はあるか。

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