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日本代表 4年前

サッカー日本代表、最新招集メンバー全紹介(DF編)。所属クラブでの現状とパフォーマンスも総チェック

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

センターバック(2)

冨安健洋
【写真:Getty Images】

冨安健洋(とみやす・たけひろ)
所属クラブ:ボローニャ(イタリア)
20/21リーグ戦成績:30試合出場/2得点0アシスト
代表通算成績:23試合出場/1得点2アシスト

 日本代表のこれからを担っていく存在だ。ボローニャでは1年目から大きく評価を高め、ミランなどから興味を示されるように。2年目の今季は怪我の影響で数試合を欠場したものの、シニシャ・ミハイロビッチ監督からの信頼度の高さに揺らぎはなく、相変わらず好印象を与え続けている。近い将来のステップアップも大いに期待できるだろう。

 高さと強さが十分なのはもちろんのこと、クレバーなディフェンスにも定評があり、マッチアップした選手を確実に封じ込める。スピードも非凡で、左右両足で冷静にパスを捌くビルドアップ能力も水準以上と、現代のセンターバックに求められるものをほぼすべて揃えている。これでまだ22歳なのだから、ただただ恐ろしい存在である。

 吉田麻也とのCBコンビは、森保一監督率いる日本代表の一つのストロングポイントとなっている。イタリアで評価を伸ばす男は、U-24日本代表に合流する前のミャンマー代表戦でも、きっちりとチームのために仕事をこなしてくれるはずだ。

植田直通
【写真:Getty Images】

植田直通(うえだ・なおみち)
所属クラブ:ニーム(フランス)
20/21リーグ戦成績:8試合出場/0得点0アシスト(セルクル・ブルージュ)
20/21リーグ戦成績:8試合出場/0得点0アシスト(ニーム)
代表通算成績:13試合出場/1得点0アシスト

 鹿島アントラーズでプロデビューし日本代表戦士となるまで成長を果たすと、2018年にセルクル・ブルージュへ移籍。そして今年1月には、活躍の場をフランスのニームへ移した。新天地では当初こそ出番がなかったものの、3月に入ってからは継続的にプレータイムを確保。残念ながらチームを降格の危機から救い出せなかったが、経験値は確実にプラスされている。

 フィジカルや空中戦の強さは同じセンターバックの吉田麻也や冨安健洋に劣っておらず、気持ちのこもった熱いプレーで相手の攻撃をシャットアウトすることが得意。元スペイン代表カルレス・プジョルが憧れというのも納得いくプレースタイルと言える。一方で判断力やビルドアップには改善の余地があり、ここは今後の成長に期待したい部分だ。

 森保ジャパンではイタリアでプレーする吉田と冨安のコンビが鉄壁。ミャンマー代表戦でもこの二人が最終ラインの中心となり、植田直通はベンチを温める可能性が高い。ただもちろん、何が起きるかはわからない。しっかりと良い準備をし、本番を迎えたいところである。

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