欧州ではまったく輝けておらず…
【写真:Getty Images】
中村航輔(なかむら・こうすけ)
所属クラブ:ポルティモネンセ(ポルトガル)
20/21リーグ戦成績:0試合出場/0失点
代表通算成績:6試合出場/9失点
柏レイソルの下部組織出身で2013年にトップチーム昇格。その後アビスパ福岡へのレンタルを経験し力をつけると、期限付き移籍から復帰後はスタメンに定着した。以降、Jリーグ屈指のGKとして活躍し、2017年には日本代表初選出。出番こそなかったが、ロシアワールドカップメンバーにも名を連ねるなど、順調なキャリアを歩んでいた。
しかし、最近は大苦戦を強いられている。昨年は怪我の影響でJ1リーグの出場がわずか10試合に留まっており、カップ戦出場も一度のみ。今年1月にはポルティモネンセへ移籍し自身初の海外挑戦を決断したが、ベンチ入りするのがやっとで、3月に入ってから最終節まではすべてベンチ外扱い。結果的にポルトガルではたったの一度もピッチに立つことができなかった。ちなみに、最後の公式戦出場は昨年の9月5日となっている。
抜群の反射神経を活かしたシュートストップの上手さは確かなものがあるが、やはりこれだけ試合に絡めていないと、代表でも出番を掴むのは難しいと言わざるを得ない。今回はシュミット・ダニエル、川島永嗣に次ぐ3番手の扱いとなるはずだ。
【了】